塾長コラム

その14「第99回歯科医師国家試験の総評と第100回の展望について。」

第99回歯科医師国家試験の合格発表について

厚生労働省

平成18年2月11日(土)、12日(日)に実施した標記試験の合格者数等は以下のとおりである。


受験者数 合格者数 合格率
3,308 2,673 80.8%
 

○99回歯科医師国家試験の合格基準

一般問題(必修問題を含む)を1問1点、臨床実地問題を1問2.5点とし、次の(1)~(5)の全てを満たした者を合格とする。
(1)  一般問題 146点以上 /209点 (69.9%) (2)  臨床必修問題 185.0点以上 /262.5点 (70.5%) (3)  必修問題 40点以上 / 50点 (80.0%) 但し、必修問題の一部を採点から除外された受験生にあっては、必修問題の得点について総得点の80%以上とする。
(4)  禁忌肢問題選択数 1問以下
(5)  基準点以下の領域数 0領域
(厚生労働省医政局より引用、青字箇所は筆者加筆)
(厚生労働省医政局より引用、青字箇所は筆者加筆
 

早速、本題に入りたい。

第99回歯科医師国家試験の発表が昨日有ったが、この結果を見て、
数点の事を推察したので以下に述べていきたい。

① 合格者数をほぼ固定した。 ② 合格率が上がった。 ③ 合格基準が数ポイント上昇した。
まず、
①であるが、塾が設立されてから今日まで一貫して、「最早、歯科医師国家試験は資格試験ではなく、選抜試験に生まれ変わった」と再三再四申し上げてきた。
歯科医師国家試験は、大学受験、司法試験、公認会計士等とスタイルが同じである。

即ち、完全に人数制に移行した事がこの数年ではっきりとした。
更に、昨年からマッチングが導入される様になり、受験生は一年に2回、国家試験を受験する
手続きを踏まなくては成らなくなった。

この2つ(マッチングと国家試験)は決して独立したものではなく、
一本道に2つの扉が在ると考えなくては成らない。

一つ目の扉(マッチング合格)を無視して、二つ目(国家試験合格)に進む事は出来ない。 こういった理由から、国家試験そのものが全く別人になり、数年前の概念が通用しなくなったと
受け止める必要がある。

第100回歯科医師国家試験を受験する諸君は決して忘れてはいけない。

次に、
②であるが、マッチングの参加者数は3600人を越えているにも拘らず、
国家試験の受験者数は上記の通りである。

この理由は大学が、
1.卒業試験等で遮断した=留年させた。
2.成績不良者を自主退学させた=卒業させると受験の可能性がでる=合格率が下がる。
等が考えられる。

これは、各大学も国家試験の変化を厳しく見つめている証左と思われる。

故に、①にある様に、合格者をほぼ固定しても受験者数が減少すれば、見かけ上、合格率は上がる。

合格率ではなく、合格者数に着目しなくては成らない。 この事も、一昨年からコラム集等で述べてきた。

最後に、
③であるが、受験テクニックを会得していても、決して国家試験には対応出来ない状況に成った。 特に、浪人生は現役生と同じ様に、教科書を何時も傍に置いて勉強に取り掛かる事が何よりの 組み立てと受け止めなくては成らない。
この方法が確立出来るか否かが合否の分岐点である。

以上から、第100回の展望は

1.第99回の合格内容と基準に変化は無い。
2.前年度(第99回)と同様に、マッチングに合格する事が歯科医師国家試験合格の条件。

と見ている。

特に、浪人生は4月中から勉強を開始し、7月末迄に一般問題を何が何でも仕上げる事を
目標にする事が、歯科医師国家試験突破の条件に成るだろう。

皆さんのご意見をお問い合わせフォームよりお聞かせ下さい。
出来る限りお返事をします。
Page Top