塾長コラム

・塾長コラム58 第114回歯科医師国家試験結果から推察して































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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中 崇です。

 

2021年3月16日(火)14時に「第114回歯科医師国家試験」結果が発表されました。塾長として先ずは、合格された方に改めて、おめでとう御座いますと申し上げます。また、この数年間の努力と苦しみを推察しますと言葉では言い尽くせない境界線のお気持ちだったと思います。

勿論、ご家族をはじめ沢山の方々に支えられ今日の結果があった事は、本人も存分に承知していますが、マッチング等の手続きに追われ今は忙しい時期でしょう。

一方で留年や国試浪人と成られた方には是非、計画を丁寧に立てて進めて欲しいと願っています。

さて、本日の塾長コラムは3月18日(木)のお知らせにあります様に「結果から推察して」とする予定でしたが、同発表後から頂いた多くの「面談」「資料請求」等の内容も加筆して今の現状をご説明する事も必要なのではと考えました。

ちょうど2週間位経過した頃が適切ではないか、4月に入るとどの大学も新学期を迎える為に、それ迄に一本アップする事はどうかと判断しましたので少し時間を要してしまいました。

ごめんなさい。

何れにしましても、今回の合格者数と不適切問題数から類推した「私の一考察」ですから軽いお気持ちでお読み頂ければと思っています。

そもそも、厚労省は長年に渡り、歯科医師国家試験合格者数を将来1500人を上限にすると明言しています。しかし、今現在迄を確認しますと、この5年間位は2000人で固定されていますし、特に今回は2100余人でした。確かに「新型コロナ~」の問題はありますが、歯科医師に限らず社会問題=人口減として捉えなくてはいけないので将来の歯科医師数を冷静に見れば、やはり毎年の引退数(2000人位)から考えて合格者数を2000人継続としたら増減ゼロに成ってしまい、国の政策・方針とは大きく違ってきますから最低でも2000人以下でなくてはいけません。

そこで、僕は今回の不適切問題数がこれだけ多くなった理由が実は、「必修問題」に大きく関与しているのではと思っています。それは仮に、80点絶対評価で線引きしたら恐らくは1400人位だったのではないか。そうすると、不合格者数が増えた結果、来年度の卒業判定が凄まじく切り上がり留年生が続出する事態は自明になります。それでは、学校教育の根幹が問われ最終的には学生を追い込む事へ直結してしまうと考えたのでは無いでしょうか?

しかし、必修80点絶対評価の線引きが規則なので、不適切問題を多数出さなければ合格者数を増加出来ないし、採点も出来ない。

それ程、採点結果が良く無かったとしか考えられないです。

実は、改めて全問を僕は確認しました。

以前の「塾長コラム」でご説明した様に最新版教科書にて十分に対応出来る内容でしたから、その点を守っていれば余り苦しむ事は無かったですし塾生に聞いても同様の返事でした。

試験実施側(厚労省医政局と試験委員)からすると、何故出来ないのかが分からないのでは無いでしょうか?確かに、新作問題も多数ありましたが最新版でほぼ大丈夫となるので、そこまで取り立てて言う事でもありません。

そうすると、別の視点から考えて合格者数1500人上限としている事から問題レベルと内容を精査すれば十分にそれ以下へ誘導出来る方針を立案して試験を実施させているとしか思えないです。

昨年頂いた多数のお問い合わせで合格者数を大幅に増やす事は無いですかとありましたが、仮に僕が厚労省の立場なら今年こそ1500人近辺を目指す(=必修問題で調整しない)方針を出しますので果たして増やすのかなと感じていました。

東大法・東京医科歯科卒の方は、小学校4年生位から試験対策を厳格に立てているので試験結果を完全にコントロール出来ます。僕の友人も理Ⅰ卒から東京医科歯科医学部へ再入学しましたが正にそうでしたので、この一点はここで断言出来ます。

ならば、人数も容易にコントロール可能と考えるのが自然です。

突き詰めると、試験実施側の出身学校生(特に高校)と受験する側(同)が今迄の人生で出会った事があるのか否かが問われています。非常に厳しい意見ではありますが、国公立出身生がどうして国試合格と成るのかは、単に成績が良いからでは無く良く勉強をするからでも無く試験実施側の意図をしっかり把握出来ているからです。

ですから仮に、必修80点絶対評価で線引きをしたとしても、国公立現役合格者数は変わらなかったでしょう。

そう言う意味では、本当に僕が推測する1400人位だったらどうなってしまっていたのか。

今回の試験結果は完全に「厚労省医政局」に助けられたと感じています。
幾つかの大学については、その事が十分に推察出来ているので3月に発表された4・5年生の進級判定を非常に厳しくしています。

2020年春からの財政出動が大きくなっているので、2021年度歯科医師国家試験合格者数を実際の結果に沿って打ち出すなら1500人があるのかどうか。それでも、引退数と相殺すれば、-500人/年ですから日本歯科医師会が算出している75,000人適正とする結果に到達するのは40年余要するので非常に長い計画です。

 

以上の事から2021年度は特に以下の事が言えると思います。

①進級・卒業判定は想像以上に厳しくなる。

②国試浪人は全く考え方を改めなくては進路変更をしなくてはいけない。

③5年生から2年計画で進めると留年無しの卒業が出来て歯科医師国家試験合格可能が見える。

 

色々と述べましたが、どうしても今年度卒業・合格を目指して欲しいです。

 

最後にみなさんへ送ります。

https://www.youtube.com/watch?v=7c9CfmMXk8Y

弘中塾 弘中崇

 

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政策委員長談話「需給問題が歯科医師の質の低下に」/機関紙2017年6月1日号(№567)2面掲載
 

 
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