塾長コラム

・塾長コラム43 今から考えられること。

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各歯科大学生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中です。

 

早いもので10月に入りましたが、6年生のみなさんや国試浪人の方は如何過ごされていますでしょうか?

大学間で時期の違いはありますが、9月頃から11月にかけて第一回目卒業試験が実施されています。

今回の「塾長コラム」は、今年度の歯科医師国家試験迄を週計算で換算した残り15週間(2019年10月12日現在)で何を進めていけば今年度の合格が出来るのかを、①現役生、②浪人生のそれぞれで分けて、みなさんと保護者の方とご一緒に考えていければと思っております。

 

現役6年生の方へ。
どの大学も6年生に進級した直後から学内試験が実施されていますが、大学側は恐らくCBTが終了した時点から休む事無く5年生からの2年計画で卒業・国家試験対策に入ってもらい、6年生は実力最終確認に位置付けていると推察します。従って、9~10月にかけての卒業試験日程は正にその考えしかありません。

そうしますと、当塾が設立当初から説明し続けてきた11月末仕上がりを目標として、そこから残り10週間を前半5週で一回目の復習、翌年1月20日迄が二回目復習にすると、それ以降はいつ受験をしても万全と成らなくては到底合格は困難と考えます。

その理由は、当塾がその年度春に在籍する全歯科大学6年生の人数を新6年生と留年生に分けて調査した上で、前年度浪人生数を加算しますと4800人位と推測しています。従って、国家試験合格者数が2000人推移している訳ですから2800人が留年、放校処分と国家試験不合格に成っています。前述の2年計画そのものは突然のお話では無くて順当で必要年数と考えて欲しいです。

5年生から準備をした場合に留年は無いでしょうし自然と卒業してしまう実力があると考えて良いでしょう。しかし、卒業時に国家試験合格が望めるのかどうかは「講義プリント」といわゆる「白本」を隈なく併用出来るかに全てがかかっています。

この一点は当塾でもくどい程に言っています。以上から5年生から対策を始めなかった場合には留年が必ずあると思って良いですから卒業時の国家試験合格も相当な仕上がりをさせませんと到底2000人には入りません。

目前にある山を2年かけて崩すのと、1年ずつで2回崩すのが良いのかは、答えが出ています。

同じ2年間でも出て来る結果が全く違っていますから、留年して時間があるのにどうして成績が上がらないのかとご家族で揉めている状況を大変沢山聞きますが、この一点かと思います。

 

浪人生の方へ。
今年度を最後にするとの固い決意で進めてきたと思います。過去問に始まりテキストを隅々迄見てきた一年かと思いますが、これからの残り15週間を11月末迄と2020年1月下旬迄に分割して計画を立てると上手く組めますから以下に参考にして下さい。

1. 11月末迄に全教科を仕上げて過去問5年分位を確認済みにしなくてはいけません。その場合に「白本」にて全肢を本文から抽出し終えた事が目安です。

2. 12月から同月末迄を1回目の総復習と考え「実践」「アンサー」で全冊を2日間で1冊の配分で進めます。これは、そのスピード出なければ現役生卒業者と実力が並べれません。翌年1月からは同じ過去問集を1日1冊の配分で2回目の復習に入り15日前後に終えるとそれ以降はいつ受験しても合格出来る日程が望まれます。

以上の事から、実は10月の今現在で概ね仕上がれるのかどうかの判断が出来てしまいますので各大学での卒業試験日程が、この日程に合致している事から、大学も当塾も実は、同じ試験を見据えて日程を組んでいると考えます。

 

色々と申し上げてきましたが、どうぞ、これからの追い込みに全力を傾けて下さい。

 

応援しています。

 

政策委員長談話「需給問題が歯科医師の質の低下に」/機関紙2017年6月1日号(№567)2面掲載
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