塾長コラム

4年生と6年生へ 成績が真ん中から必ず追い上げる|塾長コラム125 公開させて頂きました。

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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中 崇です。

本日は

 

4年生と6年生へ 成績が真ん中から必ず追い上げる|塾長コラム125

公開させて頂きました。

どうぞ最後迄宜しくお願い致します。

 

歯学部の学生と話をしているとよく聞く言葉があります。

「成績は真ん中くらいです」「悪くはないのですが上位でもありません」「このままで大丈夫でしょうか」
この「真ん中」という位置を皆さんはどのように考えていますか。

私は4年生と6年生については成績が真ん中にいることを悲観する必要は全くないと思っています。

むしろここからの取り組み方次第で大きく伸びる可能性があります。ただし一つだけ申し上げておきます。「真ん中だからそのうち自然に上がる」という意味ではありません。追い上げる学生には必ず理由があります。

今までと同じ勉強を続けているのにある日突然成績だけが大きく上がるわけではありません。

勉強の仕方を変え時間の使い方を変えそして自分の弱点から逃げなくなった学生が追い上げていくのです。
今回は4年生と6年生についてお話しします。同じ「真ん中」でもこの二つの学年では意味が全く違います。4年生にはその先に5年生と6年生があります。

一方で6年生には卒業(学士)試験と歯科医師国家試験が目前にあります。

したがって追い上げ方も変わります。



4年生の「真ん中」はまだ十分に変えられる

4年生の後期になるとCBTを意識する学生が増えてきます。

これまでの定期試験等では何とか対応してきたもののCBTを前にすると「自分は本当に大丈夫なのだろうか」と不安になる学生も少なくありません。

特に成績が真ん中くらいの学生は上位の学生を見て焦り下位の学生を見て安心するという非常に微妙な位置にいることがあります。私はこの時期こそ大切だと思っています。なぜなら4年生はまだ時間があるからです。

しかし「時間がある」ということを「今は何もしなくていい」と勘違いしてはいけません。

4年生で大切なのはCBTを乗り越えるための勉強とその後の5・6年生につながる勉強を分けないことです。CBTが終わればその知識が不要になるわけではありません。

臨床実習につながり5年生の学習につながりさらに6年生の卒業試験そして歯科医師国家試験へつながっていきます。

だからこそ4年生の段階で「答えを覚える勉強」から一歩進んでほしいのです。



真ん中の学生が最初にやるべきこと

成績が真ん中の学生に私は最初から「もっと勉強しなさい」とは言いません。

まず「何ができていないのかを明確にしましょう」と話します。

成績が真ん中だからといって全ての科目が真ん中ということはありません。

得意科目があり苦手科目があります。

知識はあるけれど問題を解くのが遅い学生もいます。

問題は解けるけれど教科書を読ませると理解が曖昧な学生もいます。

そして意外に多いのが勉強したつもりになっている学生です。

これは厳しい言い方かもしれません。

しかし追い上げるためにはここを曖昧にしてはいけません。

勉強時間が何時間だったかではなく昨日できなかったことが今日できるようになったか。

そこを見なければいけません。



4年生は「弱点を潰す時間」が追い上げにつながる

成績上位の学生は既に得意分野を持っていることが多いものです。

一方で真ん中の学生にはまだ大きな伸びしろがあります。

つまりできていない部分を一つずつ埋めていけば点数が上がる余地が非常に大きいのです。

例えば100点満点の試験で今60点取っているとします。

ここで80点の学生と同じ勉強をしようとしてはいけません。

自分が落としている40点の中身を見る必要があります。

単純な知識不足なのか。理解不足なのか。問題文の読み違いなのか。覚えていたのに忘れていたのか。

それぞれ対応は違います。

だから4年生の追い上げはまず自分の弱点を正確に把握するところから始まります。



6年生は「真ん中」の意味が違う

一方で6年生は事情が全く違います。

6年生の後期に入れば卒業(学士)試験が進み歯科医師国家試験も現実的な目標として迫ってきます。この時期に「自分は真ん中だから大丈夫」と考えるのは危険です。しかし逆に「真ん中だからもう上がらない」と考える必要もありません。

私は6年生のこの時期にこそ真ん中からの追い上げが起こると思っています。

なぜでしょうか。

それまでの5年間で蓄積してきた知識があるからです。ただそれが整理されていない学生が少なくありません。あちらこちらに知識が散らばっている。授業では聞いた。試験前にも勉強した。過去問も解いた。

しかし、いざ問題を出されると知識がつながらない。

この状態から抜け出すことができれば、成績は変わります。



6年生が今から変えるべきなのは「勉強量」だけではない

6年生になると勉強時間を増やすことを考える学生が多くなります。

もちろん必要です。しかし私はそれ以上に何を勉強するかを見直してほしいと思います。

朝から夜まで机に向かっている。それでも全国模試の点数が上がらない。その場合は単純に勉強時間を増やすだけでは解決しない可能性があります。例えば過去問を何度も繰り返している。正答率も上がっている。

ところが初めて見る問題になると解けない。これは典型的な例です。

問題を覚えているだけで知識を使える状態になっていない可能性があります。

歯科医師国家試験に向けて必要なのは問題そのものを覚えることではありません。

問題が変わっても対応できる知識を作ることです。


「真ん中」から上がる学生には必ず共通点・共通項がはっきりとある

これまで多くの学生を見てきて感じることがあります。

真ん中から上がる学生には、共通する変化があります。

それは自分の間違いを認めるようになることです
「この問題は難しかったから」「今回はたまたま」「知らない問題だったから」こうした理由を並べている間はなかなか成績は変わりません。もちろん本当に難しい問題もあります。しかし追い上げる学生はその後に必ず「では、なぜ自分は間違えたのか」と考えます。

知識がなかったのか。読み違えたのか。理解が曖昧だったのか。そして、その原因を一つずつ修正していきます。

ここに大きな違いがあります。



4年生と6年生に共通する「追い上げの条件」

4年生と6年生では時間の余裕が違います。4年生には比較的時間があります。6年生には限られた時間しかありません。しかし共通することがあります。

それは自分の現在地を正しく知ることです。

現在地が分からなければ目的地へ向かうことはできません。

地図を持っていても自分がどこにいるか分からなければ意味がありません。

勉強も同じです。教材を沢山持っている。問題集を沢山買った。講義を沢山受けた。それだけでは成績は決まりません。

自分がどこでつまずいているのかを知りそこから一歩ずつ進むことが必要です。



追い上げる学生は「何かを捨てる」ことも覚えるし出来る

もう一つ大切なことがあります。

真ん中から追い上げようとすると何でも勉強したくなります。しかし時間には限りがあります。特に6年生では全てを完璧にしようとするとかえって何も完成しなくなります。

今の自分にとって何が重要なのか。何を優先するのか。何を後回しにするのか。この判断が必要です。

4年生ならCBTに向けた基本事項を固める。5年生なら、6年生に向けて知識の土台を作る。6年生なら卒業(学士)試験と歯科医師国家試験を見据えて今正に必要なものに集中する。

学年によって優先順位は違います。

だからこそ「友達がやっているから自分もやる」という勉強から卒業してほしいと思います。



「必ず追い上げる」という言葉について

今回僕はあえて「必ず追い上げる」という言葉を使いました。もちろん全員が必ず順位を上げられると安易に約束しているわけではありません。どの様な試験にも相手がいます。各大学ごとの基準もあります。そして学生一人ひとりの状況も違います。

それでも私は真ん中にいる学生には「ここからでも変えられる」と伝えたいのです。

最初から上位だった学生だけが歯科医師国家試験に強いわけではありません。途中から大きく伸びる学生を私は何人も見てきました。その学生たちは決して特別な才能を持っていたわけではありません。ある時点で自分の勉強を見直したのです。

そしてできないことから逃げずに繰り返しました。

その結果として少しずつ点数が上がり自信が生まれ自信がさらに学習を前へ進める。

この循環ができると学生は変わります。



4年生には「今から」を

4年生の皆さん。

CBTがまだ先だからと安心しないでください。そして今の成績が真ん中だからといって自分を低く評価しないでください。

今からならまだ十分に時間があります。ただしその時間を何となく過ごしてはいけません。苦手なところを見つけてください。

教科書に戻ってください。問題を解いてください。そしてもう一度確認してください。

この積み重ねが5年生や6年生になった時に大きく決定的な差となります。



6年生には「今日から」を

6年生の皆さん。

こちらは「いつか」ではありません。

今日からです。
卒業(学士)試験を乗り越える。その先にある歯科医師国家試験を見据える。この二つを別々に考えないでください。今の成績が真ん中だからといって厳しいのではと思う理由はどこにもありません。

しかし今までと同じ方法を続ける理由もありません。

もし今までの方法で成績が伸びていないのであれば変えてください。

勉強する教材を見直す。教科書に必ず戻る。間違いの原因を分析する。問題を解くだけで終わらせない。そして必要であれば誰かに自分の勉強方法を見てもらってください。

自分では気付かない間違いは誰にでもあります。



最後に

僕は成績表の順位だけで学生を判断したくありません。

今何番にいるのか。それも大切です。しかしそれ以上に大切なのはこれから何番まで上がれるのかということです。4年生にはまだ5年生と6年生があります。6年生には卒業(学士)試験と歯科医師国家試験があります。それぞれ残された時間は違います。だから同じ方法ではいけません。しかしどちらにも共通することがあります。

今の成績が自分の最終成績ではないということです
真ん中にいるならそこからもう少しだけ上を目指してください。

上位との差を見てください。そしてその差を一つずつ埋めてください。10点の差を一気に縮めようとしなくて良いのです。

一つの弱点を克服する。一つの苦手科目を立て直す。一つの間違いを次は正解にする。その繰り返しがやがて大きな差になります。

私は学生に「もっと頑張れ」とは言いたくありません。

頑張っているなら、その頑張り方を一緒に見直しましょうと伝えたいのです。

努力はほとんどの学生がしています。だからこそその努力を結果につなげるために何を変えるのかが重要です。

4年生も6年生もまだ追い上げることができます。

4年生ならここからCBT、臨床実習、5年生から6年生へとつながる時間があります。

6年生なら卒業(学士)試験を乗り越え歯科医師国家試験へ向かう時間があります。

真ん中にいることを「この辺で良い」理由にしないでください
むしろここからが本当の勝負です。

そして私は学生の皆さんにこう伝えたいと思います。

今の成績ではなくこれからの成績を見せてください。
後期は始まったばかりです。今日からの一日一週間一か月をどう使うか。その積み重ねが年末の自分を変えそして来年の自分を変えていきます。真ん中からの追い上げは、決して夢物語ではありません
ただし待っていて起こるものでもありません。自分を知り勉強を変え繰り返しそして続ける。その覚悟を持った学生から成績は必ず動き始めます。僕は4年生にも6年生にもまだ十分にその可能性があると思っています。

 

最後迄有難う御座いました。

 

弘中塾 塾長 弘中 崇
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歯科医師国家試験、歯科国試合格、歯科大学卒業・進級・留年、卒国試過去問、オンライン、CBT、歯科国試直前講習等をテーマに今後もコラム・よくある質問を公開させて頂く予定です。

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