塾長コラム

7月末までに終わらせるべきこと(既卒生)|塾長コラム110 公開させて頂きました。

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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中 崇です。

 

本日は

7月末までに終わらせるべきこと(既卒生)

塾長コラム110 公開させて頂きました。

 

どうぞ最後迄宜しくお願い致します。

 

―既卒生へ|“同じ一年”を繰り返さないために―

今年の歯科医師国家試験合格発表は多くの既卒生にとって非常に苦しく重い結果だったと思います。

合格者数は過去最低。

そしてその内訳を見れば明らかなように既卒生の合格率は依然として極めて厳しい状況が続いています。

毎年浪人生の合格者数は全体の15~20%前後へ振り分けられています。

つまり現実として「既卒になった瞬間に厳しい戦いへ入る」という構造が既に固定化されているのです。

ここから目を逸らしてはいけません。



既卒生に最も多い“錯覚”

既卒生を見ていて最も危険だと感じるものがあります。

それは「去年より勉強している」という感覚です。

確かに勉強時間は増えているかもしれません。

しかし問題は“何を積み上げているか”です。

毎日過去問を解く。
解説を読む。
動画を見る。

これだけで一年が終わっていないでしょうか。

もしそうであれば今年秋頃には既に結果は見え始めています。



なぜ同じ結果が繰り返されるのか

これは非常に重要です。

既卒生の多くは、「去年と違うつもり」で勉強しています。

しかし実際には

・教材
・勉強場所
・生活
・復習方法
・苦手の逃げ方

これらがほとんど変わっていません。

つまり“同じ構造”のまま一年を繰り返しています。

構造が同じなら結果も大きくは変わりません。



過去問中心型の限界

ここ数年を見ていて歯科医師国家試験は明らかに変化しています。

単純暗記。
過去問丸暗記。
出題パターン依存。

これだけでは届かない試験へ変わっています。

それにも関わらず多くの既卒生が「過去問を増やせば何とかなる」という発想から抜け出せていません。

しかし実際には、過去問は“確認作業”です。

土台ではありません。

ここを履き違えた瞬間から学力は止まり始めます。



“問題を見たことがある”だけでは危険

最近の既卒生で非常に増えているのが「見たことはある」「聞いたことはある」

しかし「説明出来ない」「応用出来ない」という状態です。

これは非常に危険です。

歯科医師国家試験は“知っているか”ではなく“使えるか”を見始めています。



教科書へ戻れなくなった既卒生

既卒生が最も失いやすいもの。

それは「教科書へ戻る力」です。

浪人期間が長くなるほど

・まとめ資料
・要点集
・過去問解説

これらだけで回し始めます。

もちろん効率は良く見えます。

しかしその代償として“本質理解”が失われていきます。

すると

少し角度を変えられた問題。
臨床と基礎を繋げた問題。

ここで止まります。



7月末までに終わらせるべきこと

既卒生にとって、今年最も重要なのは「夏までに“浪人構造”を壊せるか」です。

特に以下の3点は、7月末までに終わらせる必要があります。



① 過去問依存を終わらせる

まず必要なのは「過去問だけでは危険」だと認めることです。

これは非常に苦しい作業です。

なぜなら過去問は“やった感”が強いからです。

しかし本当に必要なのは「なぜそうなるのか」まで戻ることです。

つまり教科書へ戻ることです。



② “理解型学習”へ切り替える

既卒生ほど「早く終わらせたい」という焦りがあります。

しかしこの焦りが“浅い理解”を生みます。

今年必要なのは

・病態理解
・基礎と臨床の接続
・説明出来る理解

です。

ここへ切り替えられないと今年も同じ流れになります。



③ 生活構造を変える

既卒生は生活が崩れやすいです。

起床時間。
勉強開始時間。
休憩。
睡眠。

これらが不安定になると学力も不安定になります。

特に今年は“安定して取れる人”が強い試験です。

だからこそまず生活を固定して下さい。



秋には“差”が見え始める

毎年見ていて感じることがあります。

既卒生は秋頃になると既に差が出始めています。

伸びる人は

・教科書へ戻っている
・苦手から逃げていない
・生活が安定している
・復習が構造化されている

一方で止まる人は

・過去問周回だけ
・暗記依存
・夜型生活
・分かったつもり

この状態から抜け出せていません。



“浪人慣れ”が最も危険

既卒生で最も危険なのは「浪人生活に慣れること」です。

今年もまだある。
秋から上げれば良い。
直前で何とかなる。

この感覚が出始めた瞬間に流れは止まります。

歯科医師国家試験はそこまで甘くありません。



それでも変われる人

一方で既卒から大きく伸びる人もいます。

その人たちに共通するものがあります。

それは「去年までの自分を否定出来た」ということです。

今まで通りでは駄目だと認める。

ここから本当の変化が始まります。



最後に

今年度は既卒生にとって極めて重要な一年になります。

恐らく今後は歯科医師国家試験がさらに“理解型”へ進みます。

つまり

・過去問依存
・短期暗記
・表面理解

これらは、ますます通用しなくなります。

だからこそ7月末までに「今年は違う」と言える状態へ入って下さい。

変えるべきは教材数ではなく“学び方そのもの”です。


面談のご案内

当塾では既卒生に対して「浪人構造の再構築」を最重要視しています。

どこで止まっているのか。
なぜ同じ結果になるのか。
何を7月末までに変えるべきか。

これらを具体的に整理し“今年で終わらせる学習構造”を一緒に構築しています。

諦める前にぜひ塾長面談をお待ちしています。

 

歯科医師国家試験、歯科国試合格、歯科大学卒業・進級・留年、卒国試過去問、オンライン、CBT、歯科国試直前講習等をテーマに今後もコラム・よくある質問を公開させて頂く予定です。

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