塾長コラム
2浪・3浪に入る人の決定的な共通点|塾長コラム101 公開させて頂きました。
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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中 崇です。
本日の塾長コラムは
2浪・3浪に入る人の決定的な共通点
お送りします。最後迄宜しくお願い致します。
―歯科医師国家試験・“繰り返す構造”を断ち切るために―
今回の歯科医師国家試験の合格発表を受けて特に多く頂いているご相談があります。
それは「もう一年続けるべきかどうか」という問いです。
そしてその中でも2浪・3浪に差し掛かろうとしている既卒生の方々からのご相談が今年は特に増えています。
「ここで続けて良いのか」
「また同じ結果になるのではないか」
「自分は本当に合格出来るのか」
この迷いは非常に現実的であり決して軽く扱うことは出来ません。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
2浪・3浪という状況は「単に時間が足りなかった結果」ではありません。
そこには明確な“構造”があります。
そしてその構造を理解しないまま次の一年に進むと同じ結果を繰り返す可能性が非常に高くなります。
今回はその「決定的な共通点」をお伝えします。
「変えているつもり」で変わっていない
最も多いのがこのパターンです。
本人は確実に努力しています。前年よりも勉強時間を増やし教材も見直し「今回は違う」と感じています。
しかし結果として伸びきらない。
その理由は「本質が変わっていない」からです。
勉強時間は増えている。問題数も増えている。しかし「理解の深さ」や「学習の設計」は前年と同じまま。
つまり“量の改善”はしているが、“質の転換”が起きていない状態です。
歯科医師国家試験はこの“質の差”で結果が決まります。
「過去問依存」から抜け出せない
2浪・3浪の方に特に多いのがこの問題です。
過去問を中心に学習を進めること自体は間違いではありません。しかしそれが「軸」になりすぎると危険です。
問題を覚える。解き方を覚える。しかし背景の理解が浅いまま。
この状態では出題形式が少し変わるだけで対応出来なくなります。
今回の試験でも明らかだった通り教科書ベースの理解が求められています。
それにも関わらず「過去問を回すこと」が中心から外れない。
これが大きな壁になります。
「出来る分野」で安心してしまう
繰り返し学習をしているとどうしても“出来る分野”が増えてきます。
そしてその分野に時間を使うことで安心感を得てしまう。
しかし歯科医師国家試験は総合点です。
一部の分野が出来ても他で取りこぼせば合格には届きません。
2浪・3浪に入る方の多くは「出来るところはかなり出来る」状態にあります。
しかし「出来ないところが残っている」。
このアンバランスが解消されないまま本番を迎えてしまうのです。
「復習しているつもり」で終わっている
復習の質も大きな分岐点です。
2浪・3浪の方は「復習はやっています」と言われることが多いです。
しかしその内容を聞くと「見直し」や「解説を読む」にとどまっているケースが少なくありません。
本来の復習とは「出来なかったものを出来るようにする作業」です。
つまり“再現出来る状態”まで持っていく必要があります。
ここまで踏み込めているかどうか。
この差が最終的な得点力の差になります。
「自分の現在地」が見えていない
これは非常に重要なポイントです。
2浪・3浪に入る方の多くは「自分はある程度出来ている」という感覚を持っています。
しかしその“ある程度”が歯科医師国家試験の合格基準と一致しているとは限りません。
むしろ多くの場合でズレています。
このズレに気づかないまま学習を続けると努力の方向が微妙に外れた状態が続きます。
そしてその小さなズレが最終的に大きな差となって現れます。
「孤立した学習」になっている
年数を重ねるほど学習は個人戦の色が強くなります。
予備校や大学から離れ自分一人で勉強を進める時間が増えていきます。
これは一見集中出来る環境のように見えますが同時に「修正の機会」が減るというリスクがあります。
間違った方向に進んでいてもそれに気づくきっかけが少なくなるのです。
結果として同じズレを抱えたまま時間だけが過ぎていきます。
「まだ大丈夫」という感覚
もう一つの特徴として、「時間の捉え方」があります。
2浪・3浪に入ると「今年もまだある」という感覚がどこかに残ります。
しかし実際には時間は決して余裕があるわけではありません。
むしろ修正に使える時間は限られています。
この認識のズレが行動の遅れにつながります。
では、ここから抜け出すには
ここまで厳しい現実をお伝えしてきましたが最も重要なのはここからです。
2浪・3浪という状況からでも流れを変えることは可能です。
ただしそのためには「覚悟」が必要です。
まず「これまでのやり方を一度手放す」ことです。
どれだけ時間をかけてきた方法であっても、結果が出ていないのであれば見直す必要があります。
次に、「教科書中心へ完全に戻る」ことです。
過去問の延長ではなく、知識の再構築。この作業を避けて通ることは出来ません。
さらに、「弱点を徹底的に潰す」ことです。
出来る分野ではなく、出来ない分野に時間を使う。この優先順位の逆転が必要です。
そして、「第三者の視点を入れる」ことです。
自分では気づけないズレを修正するためには、外からの視点が不可欠です。
2026年度に向けて
今年、進むかどうかを迷っている方も多いと思います。
その判断は非常に重要です。
ただ一つ言えることは、「同じ状態で進めば、同じ結果になる可能性が高い」ということです。
もし進むのであれば、“別の一年”にする必要があります。
やり方を変える。
環境を変える。
向き合い方を変える。
ここまで踏み込めるかどうかが、分岐点になります。
最後に
2浪・3浪という状況は決して終わりではありません。
しかし「何も変えなければ続いてしまう状態」であることも事実です。
重要なのは「ここで止める」という意識です。
流れを変えるのは今しかありません。
そしてその第一歩は「現実を正しく理解すること」です。
面談のご案内
当塾では、2浪・3浪に差し掛かる方に対して徹底した現状分析と学習の再構築を行っています。
これまでのどこに問題があったのか。
何を変えるべきなのか。
どこまで仕上げる必要があるのか。
これらを明確にすることで流れを変えていきます。
進むかどうか迷っている段階でも構いません。
諦める前にぜひ塾長面談をお待ちしています。
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