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歯科国試に落ちる学生の勉強には共通点がある|塾長コラム93 公開させて頂きました。

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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中 崇です。

本日は

歯科国試に落ちる学生の勉強には共通点がある|塾長コラム93

公開させて頂きました。

最後迄宜しくお願い致します。

 

―合格発表のその先に見えるもの―

2026年3月16日に歯科医師国家試験の合格発表がありました。結果として過去最低の合格者数となりました。

この結果を受けて多くの受験生や関係者が驚きを感じているかもしれません。しかし、私自身はこの流れに対して特別な驚きはありませんでした。

なぜならこの状況は数年前から明確に予測・予告されていたからです。

歯科医師国家試験は年々変化しています。出題内容はより本質的な理解を問うものへと移行し単なる暗記や過去問の反復では対応出来ない試験へと変わってきました。

また、進級・卒業判定の厳格化も進んでいます。歯科大学側も歯科医師国家試験合格を前提とした教育体制へとシフトしておりその中で学生に求められる学力水準は確実に上がっています。

この流れの中で「何となく勉強していれば合格出来る時代」は既に終わっています。

しかし残念ながらこの変化に対応出来ていない学生が一定数存在しています。そしてその学生たちにはある共通点があります。

それは「勉強しているつもりになっている」ということです。

一見すると彼らは勉強しています。過去問を解き参考書を読み講義にも参加しています。しかしその学習は本質的な理解につながっていない場合が多いのです。

例えば過去問中心の学習に偏りすぎているケースがあります。問題を解き答えを覚え次に進む。この繰り返しだけで満足してしまうと知識は断片的なままで終わります。

問題の形式が少し変わるだけで対応出来なくなり結果として得点が全く伸びません。

また教科書を十分に活用していない学生も多く見られます。教科書は知識の土台を作る最も重要な教材ですが「難しい」「時間がかかる」という理由で敬遠されがちです。

しかし教科書を通して体系的に理解していなければ歯科医師国家試験問題に対応することは出来ません。

さらに、「分かったつもり」で終わってしまうことも大きな問題です。解説を読んで納得しただけで自分の言葉で説明出来るレベルまで理解していないケースです。

この状態では知識は定着していません。本番で同じ内容が問われても正確に答えることは難しくなります。

もう一つの特徴として「復習の不足」があります。

一度解いた問題をそのままにしてしまい見直しを十分に行わない学生は少なくありません。しかし学力は復習によって定着します。間違えた問題こそが最も重要な教材でありそこに時間をかけることが必要です。

加えて学習計画が曖昧であることも共通点の一つです。

「今日は何となくこの分野をやる」「時間があるから過去問を解く」といった場当たり的な学習では知識は体系化されません。結果として歯科医師国家試験直前になっても全体像が見えず不安だけが残ります。

一方で合格する学生はこの逆の行動を取っています。

過去問を解いた後は必ず教科書に戻り内容を確認します。理解が不十分な部分は繰り返し学習し自分の言葉で説明出来るまで落とし込みます。

また復習を重視し同じ問題を何度も見直します。その中で知識が整理され確実に定着していきます。

さらに計画的に学習を進めています。どの分野をいつまでに終えるのかを明確にしその計画に沿って日々の学習を積み重ねています。

この違いは歯科医師国家試験直前になるほど大きく現れます。

落ちる学生は「もっとやっておけば良かった」と感じます。一方で合格する学生は「やるべきことはやった」と言えます。

今回の合格発表はその差をはっきりと示した結果だったと言えるでしょう。

ここで大切なのはこの結果をどのように受け止めるかです。

単に「難しかった」「運が悪かった」と考えてしまうと、次につながりません。重要なのは自分の学習を振り返り何が足りなかったのかを冷静に分析することです。

歯科医師国家試験は厳しい試験です。しかし正しい方法で努力を続ければ必ず結果はついてきます。

そしてその「正しい方法」は決して特別なものではありません。

教科書をしっかり読むこと。
過去問を理解するために使うこと。
復習を徹底すること。
計画的に学習を進めること。

これらを当たり前のように続けることが出来るかどうか。それが合否を分ける最大の要因です。

これまで当塾ではこうした点を繰り返しお伝えしてきました。しかしその内容が「厳しい」「煽っている」と受け取られることも少なくありませんでした。

ですが今回の結果を見て頂ければこの方向性が決して間違っていなかったことはご理解頂けるのではないかと思います。

私たちの目的は入塾を促すことではありません。受験生が正しい方向で努力し歯科国試合格を勝ち取ることです。

そのために必要なことをこれからも率直にお伝えしていきたいと考えています。

歯科医師国家試験に挑戦する皆さんへ

結果は決して偶然ではありません。日々の積み重ねがそのまま形になって現れます。

もし今回の結果に悔しさを感じているのであればその気持ちを次の行動につなげてください。

勉強のやり方を見直すこと
そして本質的な理解を目指すこと

その一歩を踏み出した時、合格への道は必ず開けてきます。

弘中塾

弘中 崇

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講義コース 

政策委員長談話「需給問題が歯科医師の質低下に」/機関紙2017年6月1日号(№567)2面掲載  

厚労省歯科医師国家試験関連サイト 

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