塾長コラム
2025年度のお礼にかえて|塾長コラム84 公開させて頂きました。
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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは。
本日は
今年度を終えるにあたって
公開させて頂きました。最後迄宜しくお願い致します。――受験生のみなさま、保護者のみなさま、大学のみなさまへ
本年度も、歯学部教育と歯科医師国家試験を取り巻く環境は、決して平坦なものではありませんでした。
制度、評価基準、進級・卒業判定、国家試験の難化、そして学生一人ひとりが置かれている心理的・社会的状況まで含め年々複雑さを増しています。
そのような中で、この一年を最後まで走り抜いたすべての方々にまずは心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。
本稿は、今年度の締めくくりとして受験生のみなさま、保護者のみなさま、大学のみなさまそれぞれに向けて感謝とともに今だからこそ共有しておきたい思いをお伝えするものです。
受験生のみなさまへ ――「耐え抜いた一年」に対する敬意として
まず、受験生のみなさまへ
この一年は本当にお疲れさまでした。
歯学部生としての日々は外から見える以上に厳しく孤独を伴うものです。
講義、試験、実習、進級判定、卒業判定、そして歯科医師国家試験です。
常に評価され常に結果を突きつけられる環境の中で自分自身を保ち続ける事は決して容易ではありません。
うまくいった人も思うような結果に届かなかった人もいるでしょう。
しかし、ひとつ確かなことがあります。
それは、この一年を「途中で投げ出さずに向き合い続けた」という事実そのものが既に価値を持っているということです。
結果がすべてだと言われがちな世界ですが結果だけで人の歩みが消えるわけではありません。
努力が報われなかったと感じる瞬間があったとしてもその経験は必ず次の選択に影響を与えます。
どうか自分自身を過度に責めすぎないでください。
同時に、「流れに任せる」だけで進路を決める事もしないでください。
考え抜き、悩み抜き、自分の言葉で選び取った道であれば、その選択は必ず意味を持ちます。
この一年を耐え抜いたあなた自身にまずは「よくやった」と伝えてほしいと思います。
保護者のみなさまへ ――「支える一年」に対する感謝として
次に、保護者のみなさまへ
今年度もお子様を支え続けて下さり本当にありがとうございました。
歯学部教育は学費、生活費、時間、そして精神的な負担を含め家庭にとって決して軽いものではありません。
お子様の努力を信じたい気持ちと将来への不安との間で揺れ動く一年であった方も多いのではないでしょうか。
結果が思い通りにいったときもそうでなかったときも保護者の方がそばにいてくださった事は間違いなくお子様の支えになっています。
ときに厳しい判断を迫られる場面もあったかもしれません。
励ますべきか現実を伝えるべきか見守るべきか。
その一つひとつに、正解はありません。
ただ一つ言えるのは保護者の方が「一緒に考えよう」と向き合ってくださった姿勢そのものが何よりの支援であるということです。
これから先も進路や結果について悩む場面は続くかもしれません。
その際には感情だけでなく現実を共有する対話を大切にしていただければと思います。
本年度はお子様とともに歩んでくださった事に心より感謝申し上げます。
歯科大学のみなさまへ ――「教育の最前線」を担う一年への敬意として
最後に、大学のみなさまへ
今年度も、厳しい環境の中で教育・指導にあたって下さった事に深く敬意を表します。
学生の多様化、学力差の拡大、制度変更への対応、社会からの要請。
歯学部教育の現場は年々難易度を増しています。
その中で進級・卒業・国家試験という節目において「どこまでを大学の責任としどこからを学生本人の選択とするのか」判断に迷う場面も多かったのではないでしょうか。
特に近年は、「卒業」と「歯科医師国家資格取得」が必ずしも直線で結ばれない現実がより明確になってきています。
この構造的な変化に対し現場で対応されているみなさまのご苦労は、計り知れません。
今後は、単に制度を運用するだけでなくその制度が学生や家庭にどのような影響を与えるのかをより丁寧に伝えていくことが求められていくでしょう。
教育の最前線で日々判断を重ねておられるみなさまに改めて感謝と敬意を表します。
おわりに ――「同じ一年」を別々の立場で生きた三者のみなさまへ
受験生、保護者、歯科大学。
立場は違っても同じ一年をそれぞれの場所で必死に生き抜いてこられたことに変わりはありません。
歯科医師国家試験を取り巻く環境は今後も簡単にはなりません。
しかし、だからこそ必要なのは互いの立場を理解し現実を共有しながら進むことだと考えています。
本年度にさまざまな形で関わってくださったすべての方々に心より御礼申し上げます。
この一年の経験が次の選択を考えるための確かな材料となることを願っております。
今年度につきまして本当にありがとうございました。
歯科医師国家試験、歯科国試合格、歯科大学卒業・進級・留年、卒国試過去問、オンライン、CBT、歯科国試直前講習等をテーマに今後もコラム・よくある質問を公開させて頂く予定です。
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政策委員長談話「需給問題が歯科医師の質低下に」/機関紙2017年6月1日号(№567)2面掲載 (https://www.tokyo-sk.com/featured/10655/)
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