塾長コラム
・塾長コラム30 第108回歯科医師国家試験結果から判断出来る事と今年度の方針について
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東京医科歯科大学 歯学部
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大阪大学 歯学部
広島大学 歯学部
公立大学法人 九州歯科大学
北海道医療大学 歯学部
岩手医科大学 歯学部
奥羽大学 歯学部
日本歯科大学 新潟生命歯学部
日本大学 松戸歯学部
東京歯科大学 歯学部
愛知学院大学 歯学部
松本歯科大学 歯学部
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日本大学 歯学部
日本歯科大学 生命歯学部
明海大学 歯学部
鶴見大学 歯学部
神奈川歯科大学 歯学部
大阪歯科大学 樟葉キャンパス
大阪歯科大学 天満橋キャンパス
昭和大学 歯学部
朝日大学 歯学部
各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中 崇です。
早いもので、第108回歯科医師国家試験(以下、国試と言う。)発表から6週間が経過しました。
この間には色々な事が塾でもありましたが、それらの全てを以下に分類して其々の詳細を述べ(今回は再入学者とその希望する方へも書きました)ますので参考にして頂ければ嬉しいです。
1. 現役生について
1)6年生へ
この数年は、どの大学も卒業試験日程が毎年の様に変更されて概ね早まっているのが実情です。
それは、国試合格者数が、厚労省の様々な資料から類推と賢察が出来る為に早い段階で相当確固とした成績を確立しませんと留年だけでは無くて自主退学処分に繋がるケースに成ってしまうと考えているからです。
例えば
A大学は、全学年で併せて毎年自主退学処分人数が20名と成っているので、全私立歯科大学では100名越えと推測できますから入学時の全私立人数が6年進級時には最低でも600名減と成ってしまうので大学の運営そのものが危機的な状況に直面しています。
B大学は、6年生の5月中旬に成績下位5~10名に対して保護者様に休学を非常に強く促し塾や予備校で力を付け復学して欲しいと言ってます。
C大学(複数校)は、7月時点で成績を確認して留年を決定しています。何れも、保護者様からは本当の話ですかと、お尋ねに成るケースばかりですが一部の状況をこのコラムへ書いたに過ぎません。
一方、どの大学も留年組と留年無しのグループで卒業時の国試合否を判別しているでしょうから、それぞれの合格率は各大学で違いますが、留年組の合格率はどこも10%以下の筈です。ですから、自分自身が6年生へ進級する迄に留年をしているなら本当に覚悟を決めて卒業時の国試合格を目指さないと国試浪人は既定路線と成って更に2年要するでしょう。
更に、その頃の国試合格者数を冷静に判断すると家庭の中で受験そのものを断念して他の道に進む話に成り新たな出発を迎えなくてはならなく成ります。
D大学卒業生の半数が国試受験を断念して就職しています。恐らく、卒業名簿は住所と職業欄が空白の筈でしょう。しかも、D大学卒業判定基準は、他大学に比べて相当優しいにも関わらずこの状況なので国試合格迄の道程は厳しい内容だと思います。仮に卒業判定を厳しくすれば留年を複数回するので自主退学処分に成る学生が多数出るでしょうから判定基準を何処にもっていけば適切なのか大学も息が詰まる程の苦しさがあると推測します。
しかし、国試は、他の国家試験と同様に現役生優先で合格の順番が来るので受験生にとっては、どうあっても卒業時の合格が責任であり命題でもあります。6年生の皆さんは決して忘れないで欲しいです。
2)5年生へ
5年生に進級した今頃はCBTを通過して一息ついていると思いますが、もう一度大学のCBT通過点数が何点だったのかを確認して70点以下だった場合は6年生に進級する迄に可也の実力を付けていなくては話に成りません。と言うのは、E大学CBT通過点は70点ですが70~71点で進級出来た学生は120人中110番台だったので66点で進級出来た場合はE大学では留年しています。あなたがその実力で6年生に進級出来たとしてもE大学では卒業出来ないでしょうし複数回の6年生原級と成って自主退学処分の話が数年後出るでしょう。
厚労省は推測ですが、近年中に全大学で75点に切り上げたCBT通過点を突破出来た実力で登院実習を終えて二次試験との位置付けである
国試に合格して欲しいと考えています。卒業時国試合格を目指すには5年生進級時に休まず卒業試験(以下、卒試と言う)対策に入って6年生の早い段階で実施される第一回目卒試で好成績を獲得して欲しいです。
どの大学も第一回目卒試で点数が見込めなかった学生は100%留年していますので、この一点だけ注意して欲しいです。
3)4年生へ
4年生に進級した今は来年の冬にCBTがありますから、その対策を進めているでしょう。その場合に2点注意して欲しい事があります。
① 大学CBT通過点が70点なのか、それ以下なのかを確認する。
もし70点以下の場合は、その通過点を無視して75点近辺を目標に勉強を進めなくていけません。恐らく、過半数の大学で70点としているので6年生の春には実力の開きが出てしまいます。そうすると、留年か国試浪人に成る事は先に述べたので割愛しますが僕が一番心配しているのは進路変更をしなくてはどうにも進まない人生と成っていく事なのです。
入口は歯科大学で出口が飲食店の従業員、タクシー運転手、中古車センターに就職等は全く話が違っていて家族の苦しさや壮絶な状況の結末は是非、避けて通って欲しいです。そう言う意味でもCBT通過で四苦八苦するのでは無く難無く乗り越えて欲しいです。それは、6年生進級時の実力を見極める事に直結しているからです。
② 僕は、どの学生もが所持しているCBT対策本や参考書を隈なく進めている事は承知していますが、それらを使用するのは仕上がりつつある秋頃からが一番良い時期で、それが更なる点数上乗せに繋がるでしょう。しかし、その時期迄は教科書を離さずに辞典代わりに使用しなくてはいけません。20教科以上ある試験科目に対して先ずは、教科毎を立ち上げてそれぞれを確認しながら科目間の繋がりを進めていけば6年生時には最後の仕上がりを迎えられます。従って、教科書や参考書の使用する時期は絶対に間違わない様にして欲しいのです。
もし間違うと、もう一度やり直す事に成るからです。
4)2年生へ
どの大学も近年(特にこの5年前位から。)非常に進級が厳しく成りました。
実は数年前の秋、ある大学教授から「本学の国試合格率を上げる方法を教えて欲しい」と言われ「僕が大学の経営者なら2年生から3年生に進級する段階で、学生の学力を徹底的に精査して通過の判断を下します。その理由は、2年生での下地がどれだけしっかりと出来ているか否かが、6年生での実力と国試合格に直結すると考えているからです。
2年生での不確実な土台は、その後一旦地下に潜伏しますが6年生か早ければ4年生でのCBTで欠陥が噴出してどうにも取り返しの付かない状況に成るのは明らかで、そう成らない為にも2年生での吟味を躊躇わず行う事が本人の将来を決定させる指標にも成ると考えられます。」とお話をしました処、早速、翌年明けに定期試験以外に進級判定として総合試験を実施させ大きな転換を迎えました。
その年度が、国試受験に少なからず貢献をして以前と違った結果が出ました。その後、他大学でも追随した様で現在は2年生での進級が大きな関門にも成っています。従って、誰が言い出した方法かは問題では無くて、どうしても2年生でのふるい分けをしているのが現状です。
2年生に進級した方も留年した方もどうか、今の大学が2年生に対してどの様な方針を持っているのかを確実に見極めて欲しいと願っています。
2. 浪人生について
1) 1浪の方へ
第108回の不合格では2点確認をして欲しい事があります。
① 国試成績内容では無くて母校の卒業時順位です。
あなたの卒業校が、北海道医療大学、岩手医科大学、奥羽大学、日本歯科大学新潟校、日大松戸、明海大学、鶴見大学、神奈川歯科大学、
松本歯科大学、朝日大学、大阪歯科大学の11校であった場合、上位30番以内(6年生進級時の人数に対して)卒業なら、一浪で合格する可能性が非常に高いですが、そうで無かった場合は2浪を前提にした方が合格に近づけます。
多分、1浪の時点で予備校や母校の聴講生を選択されたと思いますが授業の印象はどうでしたか?
その日に復習が出来ましたか?
秋頃に実施される全国模試の結果が1,000人以内に成りましたか?
ひょっとすると、2,200番とか2,500番位でしたか?
そうすると、国公立現役の650人位は模試を受験していないと仮定すると、その650人が自分の上位に来る為に2,200+650=2,850番目と成るので、上位2,000人の合格と言う事は最低でも1,350番目より上位に居なくては勝負に成りません。従って、いわゆる11校卒の場合は、上位30番以内がこの順位に該当するので一浪で合格に成ります。スレスレの卒業では、卒業だけでも出来た事を良かったと受け止めて、そこから2浪を覚悟しなくていけません。
そう考えてみると、非常に理に適ったと言いますか納得のいくお話です。
② もし、一浪で決着を本当に付ける意志があるなら2浪の期間内で進める分量と内容を一浪の期間で圧縮して進める事と同意ですから本当に苦しい日々の連続です。例えば、11月頃の模試成績で1000番以内を目標にする為には7月末迄に写真無し迄を習得して10月末迄に一回目の全教科終了が目標に成りますが「極めて苛酷」の一語です。
初めからそれが出来るなら、その順位で卒業する事は無かったので、お話に矛盾が出て来ますが本人の気持ちと家庭の事情で是以上の浪人が困難となれば進める以外に道は在りません。
また、留年している場合も点数で留年無しよりも加点しなくてはいけません。この国試は人数で線引きをするので同点だった場合は留年無しから合格の順番が来ると考えて貰って構いません。受験生を分類した時に現役生と浪人生のそれぞれで留年無しと在りに出来るので全体では4つに分ける事が出来ます。そのどれに属するのかを自分で判断して先ずは、どの様に進めていく事が義務付けられるのかを見極めてから受験対策に入って下さい。
ご家族の了承も含めて今年度が最終と成るでしょうから慎重に進めて下さい。
2) 2浪の方へ。
今迄の2浪と違い現役時の国試結果はお話に成らなかったとしても第107回と同108回の二回を受験して不合格と成ったので2,000人で固定された国試(厳密には人数削減の方針を一貫させている)でこの結果は、非常に厳しい現実と成ります。それは、一年間の実力が上乗せされていないと判断出来るからです。従って、ご家族の理解は得られないでしょうからどの様にすればもう一年進められるのかと説得する事から始めなくてはいけませんが、そう出来ないケースが非常に多いです。
経済的な側面もありますが、そもそももう合格出来ないのではとのお話が出てくる場合があるので是以上双方が切り出せない切迫して張りつめた状況が続きます。答えを出す事が出来ないまま経過していき受験断念の方向で落ち着いています。
従って第108回不合格は、家を出て独り立ちするかの分岐点と言って良いです。
3) 3浪以上へ
一言で申し上げるなら決してご家族内だけで結論を出さずにどうか母校でも良いですし当塾の面談でも良いですので一度、第三者を入れてお話をされる事を強く望んでいます。昼夜を問わず厳しい議論や昔の話が蒸し返されたりして家族全員が消耗されていき最後は双方で罵倒が始まります。こうなってはもう、家族の形が破壊されてしまい二度と元に戻る事は有りません。
こうなる前に最後の線を越える前に打開策を見出す事が必要です。どうか、その様な状況に成った方はお電話でも結構ですのでご連絡を下さい。
3. 再入学者、またその希望をお考えの方へ
この数年、入学した大学を自主退学して他大学へ編入や再入学をしている人が多いと聞きます。この様な流れが活発に出来たのも進級や卒業が厳しく判定を越える事が出来ない現実が有ります。しかし文科省は、その判定が優しいと言われている大学への流入は学業の観点から考えると変則で馴染みにくいでしょうし判定の優しい大学へ学生が途中から押し寄せる事は決して良い事では無いと考えている筈です。確かに、どうしても編入希望と成るケースがあるでしょうが稀有で主流ではありません。特別なケースを本筋に持っていき論ずる事は詭弁でもありますので再入学は慎重に考える必要があります。
4. 保護者の方へ
もしご実家が歯科医院であるなら、ご主人やその奥様時代とは全く様変わりをしてしまい正に生まれ変わったと申し上げても宜しいです。
以前は、60点以上で合格と成っていたと巷間聞いておりますが現在は、上位2,000人のみが合格で将来は1,500人を上限にすると公表しております。恐らく、近い将来は1,000人があるでしょう。しかし驚く事では無くて人口減少と併せてみると1,000人でも過多と考えて丁度良い感じです。どの資格が良い等との考えでは無くまた、授業料を払ったのでもったいないと仰る方も多いですが受験を断念して就職をしてから少しずつ返金すると答えた受験生を前にしてそのお母様は返事が出来ませんでした。
国試合格とは決してお金の話では無くて保護者の方は現在の国試を何処まで御存知なのか?
また、受験生は合格迄して白衣を着る事が自身の責任と考えているのか?
双方がそれぞれこの点をしっかり押さえているか否かが厳しく問われています。
5. 終わりに
塾設立から早いもので10年近くが過ぎて来ました。当時、色々な方とお会いして国試合格者数は人数制に成るので私立の過半数が背水の陣に迫られると言いました処、失笑の山と入塾を煽る巧妙な資料だと吐き捨てられ物を投げつけられた事を思い出します。今の時代は、国試合格率を向上させれば入学者数が回復する訳でも無いのですが、この事に気付いている大学は数校に限定されています。
国民は、静かに無言で歯科医師と私立歯科大学を見て来ましたし、もう答えを出したでしょう。入学者数も増えないですし歯科医療費も上がる事は無いでしょう。振り返れば、私共は一貫して動揺せず現在を受け止めております。私立歯科大学は決して後ろを歩いて来た訳では無いと思いますが、20年前の米国内で起きた私立歯科大学と同じ道を辿るのでしょう。弘中塾の様な10歳にも満たない組織が今を予測出来たのですから厚労省は既に全体をお見通しと言っても良いです。血のにじむ様な努力をしなかったらどの様な結末を迎えるのか、今から見ていたいです。
人間はある程度の勉強が出来ないと必ず悲劇が起きる。
正に「寒到来」と言って良いです。
匿名でも結構ですので、メール、お手紙等、お待ちしております。
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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中 崇です。
早いもので、第108回歯科医師国家試験(以下、国試と言う。)発表から6週間が経過しました。
この間には色々な事が塾でもありましたが、それらの全てを以下に分類して其々の詳細を述べ(今回は再入学者とその希望する方へも書きました)ますので参考にして頂ければ嬉しいです。
1. 現役生について
1)6年生へ
この数年は、どの大学も卒業試験日程が毎年の様に変更されて概ね早まっているのが実情です。
それは、国試合格者数が、厚労省の様々な資料から類推と賢察が出来る為に早い段階で相当確固とした成績を確立しませんと留年だけでは無くて自主退学処分に繋がるケースに成ってしまうと考えているからです。
例えば
A大学は、全学年で併せて毎年自主退学処分人数が20名と成っているので、全私立歯科大学では100名越えと推測できますから入学時の全私立人数が6年進級時には最低でも600名減と成ってしまうので大学の運営そのものが危機的な状況に直面しています。
B大学は、6年生の5月中旬に成績下位5~10名に対して保護者様に休学を非常に強く促し塾や予備校で力を付け復学して欲しいと言ってます。
C大学(複数校)は、7月時点で成績を確認して留年を決定しています。何れも、保護者様からは本当の話ですかと、お尋ねに成るケースばかりですが一部の状況をこのコラムへ書いたに過ぎません。
一方、どの大学も留年組と留年無しのグループで卒業時の国試合否を判別しているでしょうから、それぞれの合格率は各大学で違いますが、留年組の合格率はどこも10%以下の筈です。ですから、自分自身が6年生へ進級する迄に留年をしているなら本当に覚悟を決めて卒業時の国試合格を目指さないと国試浪人は既定路線と成って更に2年要するでしょう。
更に、その頃の国試合格者数を冷静に判断すると家庭の中で受験そのものを断念して他の道に進む話に成り新たな出発を迎えなくてはならなく成ります。
D大学卒業生の半数が国試受験を断念して就職しています。恐らく、卒業名簿は住所と職業欄が空白の筈でしょう。しかも、D大学卒業判定基準は、他大学に比べて相当優しいにも関わらずこの状況なので国試合格迄の道程は厳しい内容だと思います。仮に卒業判定を厳しくすれば留年を複数回するので自主退学処分に成る学生が多数出るでしょうから判定基準を何処にもっていけば適切なのか大学も息が詰まる程の苦しさがあると推測します。
しかし、国試は、他の国家試験と同様に現役生優先で合格の順番が来るので受験生にとっては、どうあっても卒業時の合格が責任であり命題でもあります。6年生の皆さんは決して忘れないで欲しいです。
2)5年生へ
5年生に進級した今頃はCBTを通過して一息ついていると思いますが、もう一度大学のCBT通過点数が何点だったのかを確認して70点以下だった場合は6年生に進級する迄に可也の実力を付けていなくては話に成りません。と言うのは、E大学CBT通過点は70点ですが70~71点で進級出来た学生は120人中110番台だったので66点で進級出来た場合はE大学では留年しています。あなたがその実力で6年生に進級出来たとしてもE大学では卒業出来ないでしょうし複数回の6年生原級と成って自主退学処分の話が数年後出るでしょう。
厚労省は推測ですが、近年中に全大学で75点に切り上げたCBT通過点を突破出来た実力で登院実習を終えて二次試験との位置付けである
国試に合格して欲しいと考えています。卒業時国試合格を目指すには5年生進級時に休まず卒業試験(以下、卒試と言う)対策に入って6年生の早い段階で実施される第一回目卒試で好成績を獲得して欲しいです。
どの大学も第一回目卒試で点数が見込めなかった学生は100%留年していますので、この一点だけ注意して欲しいです。
3)4年生へ
4年生に進級した今は来年の冬にCBTがありますから、その対策を進めているでしょう。その場合に2点注意して欲しい事があります。
① 大学CBT通過点が70点なのか、それ以下なのかを確認する。
もし70点以下の場合は、その通過点を無視して75点近辺を目標に勉強を進めなくていけません。恐らく、過半数の大学で70点としているので6年生の春には実力の開きが出てしまいます。そうすると、留年か国試浪人に成る事は先に述べたので割愛しますが僕が一番心配しているのは進路変更をしなくてはどうにも進まない人生と成っていく事なのです。
入口は歯科大学で出口が飲食店の従業員、タクシー運転手、中古車センターに就職等は全く話が違っていて家族の苦しさや壮絶な状況の結末は是非、避けて通って欲しいです。そう言う意味でもCBT通過で四苦八苦するのでは無く難無く乗り越えて欲しいです。それは、6年生進級時の実力を見極める事に直結しているからです。
② 僕は、どの学生もが所持しているCBT対策本や参考書を隈なく進めている事は承知していますが、それらを使用するのは仕上がりつつある秋頃からが一番良い時期で、それが更なる点数上乗せに繋がるでしょう。しかし、その時期迄は教科書を離さずに辞典代わりに使用しなくてはいけません。20教科以上ある試験科目に対して先ずは、教科毎を立ち上げてそれぞれを確認しながら科目間の繋がりを進めていけば6年生時には最後の仕上がりを迎えられます。従って、教科書や参考書の使用する時期は絶対に間違わない様にして欲しいのです。
もし間違うと、もう一度やり直す事に成るからです。
4)2年生へ
どの大学も近年(特にこの5年前位から。)非常に進級が厳しく成りました。
実は数年前の秋、ある大学教授から「本学の国試合格率を上げる方法を教えて欲しい」と言われ「僕が大学の経営者なら2年生から3年生に進級する段階で、学生の学力を徹底的に精査して通過の判断を下します。その理由は、2年生での下地がどれだけしっかりと出来ているか否かが、6年生での実力と国試合格に直結すると考えているからです。
2年生での不確実な土台は、その後一旦地下に潜伏しますが6年生か早ければ4年生でのCBTで欠陥が噴出してどうにも取り返しの付かない状況に成るのは明らかで、そう成らない為にも2年生での吟味を躊躇わず行う事が本人の将来を決定させる指標にも成ると考えられます。」とお話をしました処、早速、翌年明けに定期試験以外に進級判定として総合試験を実施させ大きな転換を迎えました。
その年度が、国試受験に少なからず貢献をして以前と違った結果が出ました。その後、他大学でも追随した様で現在は2年生での進級が大きな関門にも成っています。従って、誰が言い出した方法かは問題では無くて、どうしても2年生でのふるい分けをしているのが現状です。
2年生に進級した方も留年した方もどうか、今の大学が2年生に対してどの様な方針を持っているのかを確実に見極めて欲しいと願っています。
2. 浪人生について
1) 1浪の方へ
第108回の不合格では2点確認をして欲しい事があります。
① 国試成績内容では無くて母校の卒業時順位です。
あなたの卒業校が、北海道医療大学、岩手医科大学、奥羽大学、日本歯科大学新潟校、日大松戸、明海大学、鶴見大学、神奈川歯科大学、
松本歯科大学、朝日大学、大阪歯科大学の11校であった場合、上位30番以内(6年生進級時の人数に対して)卒業なら、一浪で合格する可能性が非常に高いですが、そうで無かった場合は2浪を前提にした方が合格に近づけます。
多分、1浪の時点で予備校や母校の聴講生を選択されたと思いますが授業の印象はどうでしたか?
その日に復習が出来ましたか?
秋頃に実施される全国模試の結果が1,000人以内に成りましたか?
ひょっとすると、2,200番とか2,500番位でしたか?
そうすると、国公立現役の650人位は模試を受験していないと仮定すると、その650人が自分の上位に来る為に2,200+650=2,850番目と成るので、上位2,000人の合格と言う事は最低でも1,350番目より上位に居なくては勝負に成りません。従って、いわゆる11校卒の場合は、上位30番以内がこの順位に該当するので一浪で合格に成ります。スレスレの卒業では、卒業だけでも出来た事を良かったと受け止めて、そこから2浪を覚悟しなくていけません。
そう考えてみると、非常に理に適ったと言いますか納得のいくお話です。
② もし、一浪で決着を本当に付ける意志があるなら2浪の期間内で進める分量と内容を一浪の期間で圧縮して進める事と同意ですから本当に苦しい日々の連続です。例えば、11月頃の模試成績で1000番以内を目標にする為には7月末迄に写真無し迄を習得して10月末迄に一回目の全教科終了が目標に成りますが「極めて苛酷」の一語です。
初めからそれが出来るなら、その順位で卒業する事は無かったので、お話に矛盾が出て来ますが本人の気持ちと家庭の事情で是以上の浪人が困難となれば進める以外に道は在りません。
また、留年している場合も点数で留年無しよりも加点しなくてはいけません。この国試は人数で線引きをするので同点だった場合は留年無しから合格の順番が来ると考えて貰って構いません。受験生を分類した時に現役生と浪人生のそれぞれで留年無しと在りに出来るので全体では4つに分ける事が出来ます。そのどれに属するのかを自分で判断して先ずは、どの様に進めていく事が義務付けられるのかを見極めてから受験対策に入って下さい。
ご家族の了承も含めて今年度が最終と成るでしょうから慎重に進めて下さい。
2) 2浪の方へ。
今迄の2浪と違い現役時の国試結果はお話に成らなかったとしても第107回と同108回の二回を受験して不合格と成ったので2,000人で固定された国試(厳密には人数削減の方針を一貫させている)でこの結果は、非常に厳しい現実と成ります。それは、一年間の実力が上乗せされていないと判断出来るからです。従って、ご家族の理解は得られないでしょうからどの様にすればもう一年進められるのかと説得する事から始めなくてはいけませんが、そう出来ないケースが非常に多いです。
経済的な側面もありますが、そもそももう合格出来ないのではとのお話が出てくる場合があるので是以上双方が切り出せない切迫して張りつめた状況が続きます。答えを出す事が出来ないまま経過していき受験断念の方向で落ち着いています。
従って第108回不合格は、家を出て独り立ちするかの分岐点と言って良いです。
3) 3浪以上へ
一言で申し上げるなら決してご家族内だけで結論を出さずにどうか母校でも良いですし当塾の面談でも良いですので一度、第三者を入れてお話をされる事を強く望んでいます。昼夜を問わず厳しい議論や昔の話が蒸し返されたりして家族全員が消耗されていき最後は双方で罵倒が始まります。こうなってはもう、家族の形が破壊されてしまい二度と元に戻る事は有りません。
こうなる前に最後の線を越える前に打開策を見出す事が必要です。どうか、その様な状況に成った方はお電話でも結構ですのでご連絡を下さい。
3. 再入学者、またその希望をお考えの方へ
この数年、入学した大学を自主退学して他大学へ編入や再入学をしている人が多いと聞きます。この様な流れが活発に出来たのも進級や卒業が厳しく判定を越える事が出来ない現実が有ります。しかし文科省は、その判定が優しいと言われている大学への流入は学業の観点から考えると変則で馴染みにくいでしょうし判定の優しい大学へ学生が途中から押し寄せる事は決して良い事では無いと考えている筈です。確かに、どうしても編入希望と成るケースがあるでしょうが稀有で主流ではありません。特別なケースを本筋に持っていき論ずる事は詭弁でもありますので再入学は慎重に考える必要があります。
4. 保護者の方へ
もしご実家が歯科医院であるなら、ご主人やその奥様時代とは全く様変わりをしてしまい正に生まれ変わったと申し上げても宜しいです。
以前は、60点以上で合格と成っていたと巷間聞いておりますが現在は、上位2,000人のみが合格で将来は1,500人を上限にすると公表しております。恐らく、近い将来は1,000人があるでしょう。しかし驚く事では無くて人口減少と併せてみると1,000人でも過多と考えて丁度良い感じです。どの資格が良い等との考えでは無くまた、授業料を払ったのでもったいないと仰る方も多いですが受験を断念して就職をしてから少しずつ返金すると答えた受験生を前にしてそのお母様は返事が出来ませんでした。
国試合格とは決してお金の話では無くて保護者の方は現在の国試を何処まで御存知なのか?
また、受験生は合格迄して白衣を着る事が自身の責任と考えているのか?
双方がそれぞれこの点をしっかり押さえているか否かが厳しく問われています。
5. 終わりに
塾設立から早いもので10年近くが過ぎて来ました。当時、色々な方とお会いして国試合格者数は人数制に成るので私立の過半数が背水の陣に迫られると言いました処、失笑の山と入塾を煽る巧妙な資料だと吐き捨てられ物を投げつけられた事を思い出します。今の時代は、国試合格率を向上させれば入学者数が回復する訳でも無いのですが、この事に気付いている大学は数校に限定されています。
国民は、静かに無言で歯科医師と私立歯科大学を見て来ましたし、もう答えを出したでしょう。入学者数も増えないですし歯科医療費も上がる事は無いでしょう。振り返れば、私共は一貫して動揺せず現在を受け止めております。私立歯科大学は決して後ろを歩いて来た訳では無いと思いますが、20年前の米国内で起きた私立歯科大学と同じ道を辿るのでしょう。弘中塾の様な10歳にも満たない組織が今を予測出来たのですから厚労省は既に全体をお見通しと言っても良いです。血のにじむ様な努力をしなかったらどの様な結末を迎えるのか、今から見ていたいです。
人間はある程度の勉強が出来ないと必ず悲劇が起きる。
正に「寒到来」と言って良いです。
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