塾長コラム

・その26「第106回歯科医師国家試験試迄、残り20週と成って。」

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各歯科大学生のみなさん、大変御無沙汰をしております。

この間、塾長コラムが長期間に渡り、お休みと成ってしまいました事を、初めに、深くお詫び申し上げます。
是からは、45~60日に一本、コラムを皆さんへ、お届けして参ります。

さて、今回のコラムは、今年度実施される、第106回歯科医師国家試験の日程が、2013年2月2,3日に行われる事が決まりましたので、
是からの勉強方法について、現役生と、国試浪人生について、其々、分けて進め、表題とは、違いますが、2年生向けに、どうしても伝えておきたい事がありますので、
最後に述べさせて頂きます。

① 現役生について。
そろそろ、早い大学では、卒業試験(学試試験とも、言いますが、以下、卒試とします。)が実施され、留年生が30~40人位確定した模様でしょうか?その試験を通過して、更に、年末の最終判定で、20人前後が追加で決まり、総数50人前後から、多い所で、70人位が、留年生と、成るのでしょうか?一方、11月末から、12月初旬に卒試を実施する大学では、100人前後が卒業出来るので、仮に、130人位いた場合、30~35人が、留年でしょうか?その卒業人数に対して、今年度は、昨年度と国試が全く違いますので(除詳細)、下位25%が、国試不合格ラインと考えて良いです。従って、実質、進級時人数に対しては、75/130(合格率57.7%)と成りますが、国試受験者数としては、75/100(同75%)と成り、少し内容が、違ってきます。

何れにしても、今年度の卒業判定は、昨年度より優しく成る事は、決してありません。

次に、残り20週間の過ごし方ですが、弘中塾は、受験勉強とは、時期と科目を管理出来た者だけが、合格出来ると、考えていますから、
全29教科(区分で少し変動します。)を12月末迄に仕上げていく考えですと、卒試に間に合わないので、11月中旬を目標にした場合、
残り10週間ですから、相当ピッチを上げないと、今年度が、終了してしまい、静かな正月を迎える事に成ります。

仮に留年が確定したら、2週間位休みを取って、今年中から来年度に向けて勉強を開始しませんと、来年の今頃、同じ話をしている事に成り、放校処分の話が出て来ます。
その点だけは、何が何でも、避けて通り、卒業時の合格を目指して下さい。

歯科医師国家試験は再三、私共が、言っている様に、現役生優先の合格なので、卒業時が一番良いです。
もし、卒業だけを考えて、国試は、来年から、との方針なら、其処から、相当勉強をしませんと、将来、受験を断念する事に成ります。
この話は、確実に訪れますので、細心の注意が必要です。
今日より、日数を逆算して、不得意科目と、分量のある科目に区分して、どちらからでも良いので、早急に進めて下さい。

② 浪人生について。
ここ迄、現役生の内容を見て頂き、如何でしたか?

浪人生の強みと弱点が其々、1点ずつ有る事に気付かれましたか?
それは、年々、判定が厳しく成る卒試の事から、解放されている事と、現役生優先の合格なので、現役生と同点では、浪人生に順番が来ない厳しさ、そのものなのです。

この事から、1浪の人は、現役時の獲得点数+10点前後を目標にして下さい。

具体的には、昨年度問題難易度から判断して、72~75点あれば、合格でしょう。
2浪の人は、更に加点しなくてはいけないので、77~82点を、絶対目標にして下さい。そうすれば、安全圏だと、思います。
3浪以上の人は、冬の出願時期迄に、本当に仕上がるのか、一度、冷静に成って精査して欲しいです。
もし、仕上がり内容が、お粗末なら、今年度、お休みも良いと、思います。
受験回数を増やす程、合格者数、合格率が極端に下がるので、そう成らない為にも、今年度の状況を判断して下さい。
目安は、全国模試を受験して、ざっと、受験者数3000人中、1200番以内を、11月に取れるかです。
国公立現役生が700人弱いると仮定して、その分が、自分の上にそっくり来るのか、横に来るのかで、自身の順位が変わりますから、
出来るだけ、12月の時点で、1000番以内が望ましいです。それが、どうしても困難なら、出願を考えて下さい。

次に、残り20週間の進め方ですが、全29教科中、特に、苦手科目、分量過多と、感じる科目を全部で5教科抽出して、その内、どれから開始しても構いませんので、
週単位で仕上げて下さい。目安は、保存3教科について、1教科1週間です。
ですから、口腔解剖+口腔外科で2週間です。科目間の分量にバラツキがありますが、押し並べて、そうすれば、日程管理が出来る筈です。

弘中塾では、1・1・1 と考えています。

年末迄は、1教科・1週間で仕上げ、年明けからは、1教科・1日で、総復習する。

最後に2年生について。

近年、2年生からの問い合わせを頂く様に成りましたが、概ね、前期試験結果が相当悪いか、留年生の何れかです。
当塾の考えですが、2年生で留年した場合、必ず、6年生で留年します。現在の卒業判定で、是だけの留年生が出る訳ですから、
今から4年後は、想像出来なくてはいけません。
従って、3年生に進級する迄、一度でも、留年した場合、4、若しくは5年生のCBTで、相当勉強しませんと、その学年で、必ず留年すると考えて良いです。
恐らく、卒業時順位が、上位25%以内に入っていないで卒業した場合、国試合格は、略無しと、思って欲しいです。
卒業時、留年の有無で、国試合格がどの様な結果に成っているのか、自身の問題として、調べなくてはいけないでしょう。
更に、12年在籍の学則があるので、何年も居る事は出来ません。各大学で、学則があるので、その点も確認して、慎重に進めて下さい。
ある保護者の方からですが、御子息が、2年生に在籍しているそうですが、早々と、留年をしているので、大学側から、今の内に退学をして、
新しい路を見付けて欲しいと、再三、強く勧められたそうです。

当塾が、3年前に発売した、DVDの内容と、同じなので、とうとう、この時代が来たのかと、お電話の時、痛感した次第です。
私共の予測ですが、4年生でも留年をする事が、充分考えられるので、在籍年数は、10年越えが、確実です。
各大学、一度でも留年した生徒の、卒業時国試合格率は、10%前後なので、国試合格そのものを、考えなくてはいけませんから、
早期退学を促すのは、ある意味、とても、親切で、学生の立場に立たれているのではと、感じます。

今の3~4年生以下は、入学時欠員の時代なので、入試自体が、過去とは違う内容だと、思います。
その様な人達が、卒試と国試に挑めるのか、とても心配で成りません。受験とは、正に、合格者数が予め決まっていて、
その椅子に座るのは誰かを、判別する事ですから、歯科医師国家試験については、表面上、資格試験ではありますが、
実態は、東大・早慶等の入試と、制度は全く同じです。

受験とは、この事以外にありません。

入学早々、私が、厳しいお話をしてしまい、申し訳ありませんが、どうか、将来の方向を見据えて、御家族で、お話をされて頂きたく、重ねて、お願い致します。
そうする事で、ご子息の歩む人生が、辛く、悲しいものに成らない様に、導いて頂きたいと、願っています。

最後迄、お読み頂き、本当に有難う御座いました。

次回は、10月中旬を予定しております。
匿名でも結構ですので、メール、お手紙等、お待ちしております。
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弘中塾 弘中 崇
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