塾長コラム
・その20「第103回歯科医師国家試験発表を2週間前にひかえて。」
北海道大学 歯学部
東北大学 歯学部
長崎大学 歯学部
鹿児島大学 歯学部
九州大学 歯学部
徳島大学 歯学部
岡山大学 歯学部
東京医科歯科大学 歯学部
新潟大学 歯学部
大阪大学 歯学部
広島大学 歯学部
公立大学法人 九州歯科大学
北海道医療大学 歯学部
岩手医科大学 歯学部
奥羽大学 歯学部
日本歯科大学 新潟生命歯学部
日本大学 松戸歯学部
東京歯科大学 歯学部
愛知学院大学 歯学部
松本歯科大学 歯学部
福岡歯科大学 歯学部
日本大学 歯学部
日本歯科大学 生命歯学部
明海大学 歯学部
鶴見大学 歯学部
神奈川歯科大学 歯学部
大阪歯科大学 樟葉キャンパス
大阪歯科大学 天満橋キャンパス
昭和大学 歯学部
朝日大学 歯学部
各歯科大学生のみなさん、こんにちは。弘中塾の弘中崇です。
本日は、お忙しい処、私のコラムをご覧頂きまして本当に有難う御座います。
今回受験されました方、その保護者や大学関係者の方々、何時も沢山の人に見て頂き、私は本当に嬉しいです。
このコラムは毎回内容が、厳し過ぎるとの御指摘を沢山頂きます。私自身もそう思います。申し訳ありません。
さて、今の歯科医師国家試験は、10年近く前のものとは全く別人に成ってしまいましたので、その頃とは、進級や卒業が驚く程、困難に成り、至難の事と成りました。
今も、如何して試験制度がこうなったのかを、お尋ねに成られる方が本当に多数いらっしゃいますが、人口問題や、医療費と国の歳入とを、綿密に考えますと、
辿る道でもあると、私共は考えております。
そういった意味では、至極自明なお話でもあると、思います。
しかし、この様な事は、言うは易しですし、受験される当事者やそのご家族にとりましては、言葉では言い尽くせないお気持ちが心の中に、
とても重く有る筈に違いないと、推察致します。
一方で、どこの大学も、6年生の卒業判定だけではなく、5、4年生の進級それ自体も大きく変えています。
この流れが、再び以前の形に戻る事は決して無いと、断言できます。
2~5年生の間における、退学者、放校処分等が是ほど迄に多く成ったのかと、何時も色々な方からお話を伺っている僕自身がとても驚きます。
この傾向は、全国の大学で起きており、その傾向を毎年強めております。
来年度は今年度以上に、この人数そのものが、大幅に増えるでしょうし、将来にわたり、前年度を下回る様な事は決してありません。
もし、減るとすれば、その原因はただ一つです。
それは、途中退学者が増えた結果、留年生が減り、高学年になっても、今の様な人数には成らない、と云う以外にありません。
処で、大学の卒業判定そのものが、歯科大学入学志願者数と密接に関係している事は、既に何度もお話しました通りです。
従って、自校の歯科医師国家試験合格率を上げる事が、大学の存亡問題に直結していると捉えていますから、
この生徒なら、歯科医師国家試験に合格するだろうとの判断が出来る場合だけ、卒業させています。
卒業の人数が例え何人になろうともです。
この数年、私自身、本当に時代が変わった事を痛感します。
銀行、鉄道、通信、建設、食品、商社、製造業等々の社名変更、吸収合併、会社更生法、民事再生法、公的資金投入と、毎日来る日も来る日も、
この様な話ばかりです。
そうすると、残す分野は後、何か。
答えは、もうそこまで来ています。
受験生の皆さんは、遠い国で起きたお話では無く、自分自身の事と思って下さい。
そうでないと、貴方自身にとって、取り返しのつかない事態が必ず待っています。
最後に、一つ申し上げておきたい事があります。
今回の歯科医師国家試験が終わり、自己採点をされた方が沢山いらっしゃると思います。
この時期、「私は恐らく不合格なので、来年度はどうしたら良いでしょうか?両親と話をしています。」とのお問い合わせを沢山頂きます。
今迄には無かった事です。
これは、現在の歯科医師国家試験が、3500~3900人の受験者数に対して、2100人位(推測)の合格者数と成った為に、自己採点結果の時点で
判断が出てしまう。即ち、完全な選抜試験=人数制 と成った事の現れです。
ですから、発表を待たなくても、答えが分かる試験制度に成ったと、申し上げても良いと思います。
実際、2015年を目標に1200人の合格者数にする事が決定されていますし、昨年、国会でもこの事が色々と論じられましたが、方針に変更なしと、
行政側は結論付けております。
再び、俎上に載せることは無いでしょう。
昔の様に、3000~3100人の合格者数であれば、選抜試験とは違うので、ある点数以上を獲得すれば、合格と成りましたが、現在は、完全に人数制です。
公認会計士、司法、国家公務員と同じ様に、来年度以降に何人必要だから今年度の合格者数を何人にする。との観点のみで合格者数を決定しています。
従って、点数ではなく、上位何人必要かが、問われていますので、どの位の点数を取れば安全圏に入るとの確証は一つも有りませし、
これ以外の議論もありません。
だからこそ、現役生の卒業が困難に成りましたし、進級判定も然りなのです。
現役生、浪人生を問わず、来年度はどうするのか?
特に、2浪以上の方は、宅浪なのか? 予備校に行くのか? 弘中塾に行くのか? 通信講座にするのか? 等のテクニカルな話ではなく、もう一度受験をするのか?
それとも、御両親に謝罪して受験を断念し、家を出て、就職するのか否か?
の根本的な二つの道が眼前にあり、どちらに進むかの分岐点に今、立っているのです。
勿論、4、5年生の方も直ぐそこまで、この問題がきています。
今から7年以上前に書いたコラムを読み返して、当時の内容そのものが、今に当てはまります。
私は、塾の方向が間違っていなかったとの証と安堵感と共に、息が出来ない位に苦しんでいる受験生と保護者の方がどれ程沢山いらっしゃることか、
それを思えば、言葉もありません。
私共に出来る事は何なのか。何時も何時も、自問しております。
どうか、一人で悩まずに、お電話を下さい。思いを私共に仰って下さい。必ず、解決策があります。
弘中塾 弘中 崇
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各歯科大学生のみなさん、こんにちは。弘中塾の弘中崇です。
本日は、お忙しい処、私のコラムをご覧頂きまして本当に有難う御座います。
今回受験されました方、その保護者や大学関係者の方々、何時も沢山の人に見て頂き、私は本当に嬉しいです。
このコラムは毎回内容が、厳し過ぎるとの御指摘を沢山頂きます。私自身もそう思います。申し訳ありません。
さて、今の歯科医師国家試験は、10年近く前のものとは全く別人に成ってしまいましたので、その頃とは、進級や卒業が驚く程、困難に成り、至難の事と成りました。
今も、如何して試験制度がこうなったのかを、お尋ねに成られる方が本当に多数いらっしゃいますが、人口問題や、医療費と国の歳入とを、綿密に考えますと、
辿る道でもあると、私共は考えております。
そういった意味では、至極自明なお話でもあると、思います。
しかし、この様な事は、言うは易しですし、受験される当事者やそのご家族にとりましては、言葉では言い尽くせないお気持ちが心の中に、
とても重く有る筈に違いないと、推察致します。
一方で、どこの大学も、6年生の卒業判定だけではなく、5、4年生の進級それ自体も大きく変えています。
この流れが、再び以前の形に戻る事は決して無いと、断言できます。
2~5年生の間における、退学者、放校処分等が是ほど迄に多く成ったのかと、何時も色々な方からお話を伺っている僕自身がとても驚きます。
この傾向は、全国の大学で起きており、その傾向を毎年強めております。
来年度は今年度以上に、この人数そのものが、大幅に増えるでしょうし、将来にわたり、前年度を下回る様な事は決してありません。
もし、減るとすれば、その原因はただ一つです。
それは、途中退学者が増えた結果、留年生が減り、高学年になっても、今の様な人数には成らない、と云う以外にありません。
処で、大学の卒業判定そのものが、歯科大学入学志願者数と密接に関係している事は、既に何度もお話しました通りです。
従って、自校の歯科医師国家試験合格率を上げる事が、大学の存亡問題に直結していると捉えていますから、
この生徒なら、歯科医師国家試験に合格するだろうとの判断が出来る場合だけ、卒業させています。
卒業の人数が例え何人になろうともです。
この数年、私自身、本当に時代が変わった事を痛感します。
銀行、鉄道、通信、建設、食品、商社、製造業等々の社名変更、吸収合併、会社更生法、民事再生法、公的資金投入と、毎日来る日も来る日も、
この様な話ばかりです。
そうすると、残す分野は後、何か。
答えは、もうそこまで来ています。
受験生の皆さんは、遠い国で起きたお話では無く、自分自身の事と思って下さい。
そうでないと、貴方自身にとって、取り返しのつかない事態が必ず待っています。
最後に、一つ申し上げておきたい事があります。
今回の歯科医師国家試験が終わり、自己採点をされた方が沢山いらっしゃると思います。
この時期、「私は恐らく不合格なので、来年度はどうしたら良いでしょうか?両親と話をしています。」とのお問い合わせを沢山頂きます。
今迄には無かった事です。
これは、現在の歯科医師国家試験が、3500~3900人の受験者数に対して、2100人位(推測)の合格者数と成った為に、自己採点結果の時点で
判断が出てしまう。即ち、完全な選抜試験=人数制 と成った事の現れです。
ですから、発表を待たなくても、答えが分かる試験制度に成ったと、申し上げても良いと思います。
実際、2015年を目標に1200人の合格者数にする事が決定されていますし、昨年、国会でもこの事が色々と論じられましたが、方針に変更なしと、
行政側は結論付けております。
再び、俎上に載せることは無いでしょう。
昔の様に、3000~3100人の合格者数であれば、選抜試験とは違うので、ある点数以上を獲得すれば、合格と成りましたが、現在は、完全に人数制です。
公認会計士、司法、国家公務員と同じ様に、来年度以降に何人必要だから今年度の合格者数を何人にする。との観点のみで合格者数を決定しています。
従って、点数ではなく、上位何人必要かが、問われていますので、どの位の点数を取れば安全圏に入るとの確証は一つも有りませし、
これ以外の議論もありません。
だからこそ、現役生の卒業が困難に成りましたし、進級判定も然りなのです。
現役生、浪人生を問わず、来年度はどうするのか?
特に、2浪以上の方は、宅浪なのか? 予備校に行くのか? 弘中塾に行くのか? 通信講座にするのか? 等のテクニカルな話ではなく、もう一度受験をするのか?
それとも、御両親に謝罪して受験を断念し、家を出て、就職するのか否か?
の根本的な二つの道が眼前にあり、どちらに進むかの分岐点に今、立っているのです。
勿論、4、5年生の方も直ぐそこまで、この問題がきています。
今から7年以上前に書いたコラムを読み返して、当時の内容そのものが、今に当てはまります。
私は、塾の方向が間違っていなかったとの証と安堵感と共に、息が出来ない位に苦しんでいる受験生と保護者の方がどれ程沢山いらっしゃることか、
それを思えば、言葉もありません。
私共に出来る事は何なのか。何時も何時も、自問しております。
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