塾長コラム

・塾長コラム19 第103回歯科医師国家試験を終えて思うこと

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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中 崇です。

 

本日は、その19「第103回歯科医師国家試験を終えて思うこと」をご覧頂き本当に有難う御座います。

今回は、2010年2月6,7日に実施されました第103回歯科医師国家試験の総評と来年度の事を塾として纏めました。

今回の受験生を始め来年度の6年生、5年生、そして4年生の皆さんにも是非、お伝え出来ればと思っております。

まず、今回の歯科医師国家試験には決定的な特徴が2点あります。

 

1. 試験問題本文そのものは例年通り少しずつ易しく成ってきていますが設問形式が『一つ選べ』、『二つ選べ』、『全て選べ』等に変わり全ての選択肢に対して正誤が出来なくては成らない為に、例年にも増して難化した印象を持った受験生が多数いるだろう。

 

2. 国家試験過去問集のみで勉強を進めた人は、相当厳しい結果に成るだろう。

 

以上の2点です。

 

1についてですが、昨年、当塾が発刊しました勉強法の本とDVDでも詳細を述べています様に問題文そのものを難化させる事は本当に難しく坂道に例えると確かに、坂道の角度を上げると登る事が困難に成りますし角度を上げずに道そのものをうねらせても(=少し突飛な問題になり本線から乖離してしまう)難しく感じます。

しかし、難化の角度を上げるよりもこの歯科医師国家試験は歯科医師に成る人の為に作られた関門なのですから坂道の角度を変えないか少しずつでは有りますが角度を下げ坂道の距離を伸ばして(=問題数増加=将来は450問)途中に小さな障害物を数か所置く事(=禁忌肢、数値記入等新しい形式の導入)の方が受験生自身の実力を正確に判断出来るものに成るだろうと、考えている様に思われます。

僕は先日、或都内有名女子中学校の入試問題集を見たのですが、その学校は数年前から試験時間と問題レベルを変えずに問題数だけを増やしました。

この方針は、受験生の実力を判断するのに最適な方法の一つです。

問題文を見て直ぐに解答が導き出せる様でなくては時間切れに成ります。

歯科医師国家試験もこのスタイルと同様と考えなくては成りません。

と云う事は、試験を実施する側(=厚生労働省)は受験生の実力を的確に判断する為に教科書から離れないで今日を迎えたかどうかを厳しく問いているとしか、僕には思えません。

塾設立時から何度もお話している様に問題文を見てパッと正解が出なくてはこの国家試験は完全に時間切れです。

塾生は試験当日、選択肢を見なくても正解が出て結果、それを選ぶだけに成っていますが一問40秒が持ち時間で有る事を踏まえると決して大げさな話では無い事が、皆さんにも分かって頂けると思います。

試験当日、みなさんが塾生であるか否かは別問題であり、この国家試験を受験する人は絶対に40秒以内に正解がパッと出なくては発表を待たなくても答えが出てしまうのです。

そういう考えの基に勉強が最低10カ月間、出来ていたかの答えが出る試験なのです。

突き詰めると確かにこの試験は歯科医師になる為の試験ではありますが、この10カ月間の来し方がはっきりと現れる試験でもあるのだと、申し上げても良いでしょう。

裏返せば、裏技やテクニックに没頭する人は本当にこの国家試験そのものを知らない人なのだとも断言出来ます。

誰でも知らないで過ごせるならそれが一番ですがあなたがもし、受験生であるなら歯科医師国家試験を知って下さい。

あなたの対戦相手を研究して下さい。

それは、過去を知る事はとても大切です。しかし、過去問ばかりを勉強したり試験直前に逆転を狙う様な場当たり的な考えでは無くてです。

以前、僕は、あるプロ野球の監督とゆっくり二人きりで食事をしながらお話を伺った事がありました。

その方は、はっきりと仰いました。

負けばかりのチームは
①チーム自体が対戦相手を知らなさ過ぎる。
②選手の正確なデータが監督の手元に全く上がってこない。だから、選手も成長しない。
③どの選手にも決定的な基礎技術が欠落している。

みなさん、このお話は、その儘、歯科医師国家試験に通じると思いませんか?

 

受験生のみなさんへ

①の対戦相手を知って貰う事は、既にお話しました。

②は、塾や保護者の方々が受験生を的確に精査出来れば受験生そのものを成長させれますし、合格に導ける様にも成るはずです。

③は、直ぐに臨床科目をするのでは無くて野球選手のキャンプと同様に基礎技術=基礎科目を仕上げてから模擬試験、卒業試験や、来年の歯科医師国家試験に挑める体力をつける事こそが、何より肝心要であるはずです。

歯科医師国家試験にだけ特別な話等、使用する教科書以外に何もありません。

考え方、進め方は全く同じなのです。

 

点数が上がらない。卒業が中々出来ない。何度も歯科医師国家試験に落ちる。等は、ちょっとした所だけ修正と追加を
すれば必ず上手くいきます。

どの様な試験もそういうものなのです。

この数年、歯科大学入学志願者総数が激減しています。
特に3年前(=12000人)から、昨年は6000人を割り込みました。

歯科大学進学を希望する受験生の保護者は、歯科医師国家試験の合格が堅い大学に入学させたいのが本音です。従って志願者数減の問題に直面する大学が出てくるのは自明です。

その大学は、必ず歯科医師国家試験合格に比重を置いて考える為にこの生徒なら国家試験合格は間違いないだろうと判断出来る場合にのみ卒業させたり、その為に卒業判定が大幅に変更と成ったり基準点上昇が起きて結果、留年生の大幅な増加、退学者、放校処分等、今迄に見られない事が沢山の大学であります。

殆どの方は、歯科医師国家試験の合格率が下がったと仰いますが、率に着目していては試験の本質を見落としてしまいます。

過去のコラムで何度も申し上げましたが合格者数を見て欲しいのです。

厚生労働省は人口減少問題を入口にして適正な歯科医師数を1200人と算出しました。

もう、数年前のお話です。これは、結論であり変更はありません。

ですから、この事を念頭に毎年合格者数を減少させる試験だと考えて下さい。重ねてお願いします。

次に

「2.歯科医師国家試験過去問集のみで勉強を進めた人は、相当厳しい結果に成るだろう。」ですが、過去問集を解く事は確かに大切な事です。しかし、皆さんは、解いていると感じると思うのですが、答えを覚えてしまっていませんか?

ですから、問題文を読んだ時に飽きてきたり気持ちがしぼんだりしませんか?

僕は、何時もお話しているのですが、過去問集と教科書をセットにして勉強しなくては絶対に合格出来ません。

これは、ここで、みなさんにはっきり申し上げておきます。

過去問の選択肢周辺事項が翌年出題されます。この方針は是からも不変でしょう。

過去問集のみを進めている場合は少し選択肢を変えられると全く対応出来ないので最後2肢で間違っていませんか?

その様な場合は勉強の方針が間違っています。ある意味、勉強は初手で決まると言っても良いのです。

その初手には2点注意があります。Ⅰ 初めにする科目 Ⅱ 始める時期です。

如何ですか?この2点さえ守れば怖くはありません。面白い程に点数が伸びます。

順調にいけば85点位は可能でしょうか?

厳しい事を言いますが浪人の人は、この2点を余りにも軽率に考え過ぎています。

裏技や出る所を教えて欲しい等の考えは全く通用しません。

根底に勉強を軽く考え過ぎている思いがあるからです。試験に合格しなかったら自分はどうなるのかと振り返る前に自分が直面する問題に対してのぶつかり方が形に成っていません。

毎日、食事が恙無く出来る事と勉強に没頭出来る環境に有る事が当然だと考えてはいませんか?

家族を侮辱している事そのものです。

これ以外にありません。

侮辱するなら、受験を断念して家を出るべきです。

就職して今迄の授業料や生活費を家族に返還する事が最低限の義務だと思います。

塾生の中には何度も留年をしたり多浪が沢山います。

みなさん、血尿が出る位に勉強してます。
結果、卒業と合格です。

卒業や合格を修めるにはこれが必要なのです。誰もが通る道でありこれこそが本線なのです。

路肩走行は何があっても認められません。もう、そんな安物の考えはこのコラムを見終わったら捨ててしまって下さい。

そして、今日、国家試験を知って下さい。その日から、あなたは変わります。
そのあなたを後ろから当塾が全力を込めて合格迄押していきます。

大学の卒業や国家試験合格は全く難しくありません。

大丈夫です。

御質問等がありましたら、何時でも御連絡下さい。
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お待ちしております。
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