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何故、同じ失敗を繰り返すのか?|塾長コラム99 公開させて頂きました。

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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中です。

今日の塾長コラムは

何故、同じ失敗を繰り返すのか?

お送りします。

 

どうぞ最後迄宜しくお願い致します。

 

―歯科医師国家試験・留年生と浪人生への提言―

今回の歯科医師国家試験の合格発表を受けて、多くのご相談を頂いています。

特に印象的なのは、浪人生・留年生の方々からの声です。

「今回こそはと思っていました」
「前回よりはやったつもりです」
「何がいけなかったのか分かりません」

そしてもう一つ数字としても明確に現れている現実があります。

浪人生の合格率は依然として厳しく国公立大学出身の浪人生であっても合格率は20%台にとどまっています。

この事実は非常に重い意味を持っています。

「基礎学力があるはずの層であっても、合格出来ていない」

つまり問題は単なる学力不足ではないということです。

では、なぜ同じ失敗が繰り返されるのでしょうか。






「前回の延長」で戦ってしまう

最も大きな原因はここにあります。

多くの浪人生は、「前回の反省を踏まえているつもり」で勉強を再開します。しかし実際には、その多くが“前回の延長”になっています。

使っている教材、勉強の進め方、時間の使い方。

一部は改善されているかもしれませんが本質的な部分が変わっていないことが多いのです。

結果として「少し良くなったが、合格には届かない」という状態にとどまります。

歯科医師国家試験その“少しの差”を越えなければならない試験です。






「量」で解決しようとする

再挑戦の年はどうしても「去年よりやらなければ」という意識が強くなります。

その結果が勉強時間を増やし問題数を増やし「量」でカバーしようとします。

しかしここに大きな落とし穴があります。

問題は「量」ではなく、「質」と「方向」です。

理解が浅いまま問題を繰り返しても得点力は伸びません。むしろ間違った理解が固定化されてしまうリスクすらあります。

浪人生ほど「一度立ち止まって再構築する勇気」が必要です。






「分かったつもり」で止まる

これは非常に多く見られる特徴です。

解説を読んで納得する。講義を聞いて理解した気になる。しかし実際には「自分で再現出来るレベル」に達していないことが多いのです。

歯科医師国家試験は「分かる」ではなく「解ける」ことが求められます。

そして「解ける」という状態は自分の中で整理されいつでも引き出せる状態を意味します。

この差を埋める作業を行っているかどうかが大きな分岐点になります。






「弱点を直視しない」

浪人生・留年生に共通するもう一つの特徴は「弱点から距離を置いてしまうこと」です。

一度苦手意識を持った分野に対しては無意識に避けてしまう傾向があります。

しかしその“避けた部分”こそが合否を分けるポイントになります。

歯科医師国家試験は総合点です。

一部の得意分野でカバー出来る時代ではなくなっています。






「環境が変わらない」

もう一つ重要な視点があります。

それは「環境」です。

前年と同じ環境・同じ生活リズム・同じ学習スタイル。この中で結果だけを変えようとするのは非常に難しいことです。

人は環境に大きく影響されます。

だからこそ結果を変えたいのであれば環境も変える必要があります。

学習時間帯・場所・指導の受け方。

どこか一つでも変えることで流れが大きく変わることがあります。






「客観視出来ていない」

最も本質的な問題はここにあります。

自分の勉強が正しいのかどうかを客観的に判断出来ていない状態です。

「これで大丈夫だろう」
「去年よりは良いはずだ」

この感覚は非常に危険です。

なぜなら歯科医師国家試験の基準は自分の中にはないからです。

外部基準に対して自分がどこにいるのか。

これを正確に把握することが出来なければ努力の方向がずれてしまい報われません。






では、どうすれば繰り返さないのか

ここまで厳しい内容をお伝えしてきましたが重要なのはここからです。

同じ失敗を繰り返さないために必要なことは決して特別なものではありません。

ただし「徹底」が必要です。

まず「ゼロから見直す覚悟」を持つことです。

これまでのやり方に固執せず一度リセットすること。これが出来るかどうかが最初の分岐です。

次に、「教科書中心へ戻る」ことです。

過去問の延長ではなく知識の土台から再構築する。この作業を避けて通ることは出来ません。

さらに「出来るまでやる」ことです。

理解しただけで終わらず再現出来るまで繰り返す。この積み重ねが得点力を生みます。

そして「第三者の視点を入れる」ことです。

自分一人では気づけないズレを外から修正してもらうこと。これが結果を大きく変えることがあります。






最後に

今回の合格発表は多くの方にとって厳しい現実だったと思います。

しかし同時に「何を変えなければならないか」を明確に示した結果でもあります。

同じ努力を続ければ同じ結果になります。

結果を変えるためには行動を変えるしかありません。

そしてその変化は決して遅くありません。

今この瞬間からでも方向を正せば結果は変わります。






面談のご案内

当塾では浪人生・留年生の方に対してこれまでの学習の見直しと再構築を徹底的に行っています。

どこがズレていたのか。
何を優先すべきか。
どこまで仕上げるべきか。

これらを明確にすることで多くの方が流れを変えています。

諦める前にぜひ塾長面談をお待ちしています。

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歯科医師国家試験、歯科国試合格、歯科大学卒業・進級・留年、卒国試過去問、オンライン、CBT、歯科国試直前講習等をテーマに今後もコラム・よくある質問を公開させて頂く予定です。

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