塾長コラム

コロナ禍と受験生|塾長コラム111(53欠落分です) 公開させて頂きました。

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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中 崇です。

 

本日は

コロナ禍と受験生|塾長コラム111

(53欠落分です)公開させて頂きます。

 

―2020年8月、あの時から何が変わり始めたのか―

2020年8月。

今振り返るとあの頃は日本全体が“先の見えない時間”の中にありました。

新型コロナウイルス感染拡大。

大学閉鎖。
オンライン授業。
実習停止。
外出自粛。

これまで当たり前だった日常が一気に変わりました。

そしてその変化は歯科学生にも大きな影響を与えました。

当時は多くの受験生・保護者・大学関係者が「この先どうなるのか」という不安を抱えていたと思います。

しかし今2026年度を見据える中で私は強く感じています。

実は、現在起きている

・国家試験難化
・留年増加
・既卒生長期化
・教科書回帰
・自習重視

これらの流れは、すべて“あの頃”から始まっていたのではないかと。

今回は、2020年8月という時代を振り返りながら、「コロナ禍と歯科学生」についてお話ししたいと思います。



受験生は“孤独な勉強”へ入った

コロナ禍で最も大きく変わったもの。

それは、「勉強環境」でした。

大学へ行けない。
図書館が閉まる。
友人と会えない。

これまで自然に存在していた“学習空間”が消えていきました。

その結果、多くの学生が、

「一人で勉強を続ける」

という状況へ入っていきました。

これは、想像以上に大きな変化でした。



「自習出来る学生」と「止まる学生」

コロナ禍で、はっきりと差が出始めたものがあります。

それが、“自習力”です。

誰かに管理されなくても進められる学生。
自分で復習を組み立てられる学生。

こうした学生は、環境が変わっても止まりませんでした。

一方で、

・授業が無いと止まる
・生活リズムが崩れる
・動画を見るだけになる

こうした学生も急増しました。

そして実は、この差が現在まで続いています。



大学側も大きく変わった

大学側も、極めて難しい判断を迫られていました。

感染対策をしながら教育を続ける。

これは簡単なことではありません。

その中で、多くの大学が

「学生自身に任せる部分」

を増やしていきました。

オンライン授業。
動画配信。
自宅学習。

つまり、“自主性前提”の教育へ移行していったのです。

しかしここで、ある問題が見え始めました。



「理解したつもり」の学生が増えた

動画を見る。
配布資料を読む。

これだけでは、“本当に理解しているか”が見えにくくなります。

その結果、

「分かったつもり」

の学生が急増しました。

しかし国家試験では、

・再現出来るか
・説明出来るか
・応用出来るか

が問われます。

つまり、表面理解では通用しません。

ここに、現在の国家試験難化へ繋がる一つの流れがあります。



保護者の方々も苦しんでいた

当時、保護者の方々から非常に多くのご相談を頂きました。

「大学へ行けていない」
「本当に勉強出来ているのでしょうか」
「生活が昼夜逆転しています」

これは当然の不安です。

家にいる時間が増えたことで、逆に“見え過ぎる”ようになった部分もありました。

そして現在、その時期を経験した学生たちが、既卒・留年問題へ繋がっているケースも少なくありません。



「勉強量」より「継続力」

コロナ禍で改めて見えたことがあります。

それは、

“長く続けられる人が強い”

ということです。

短期間で集中するだけではなく、

毎日戻る。
毎日確認する。
毎日積み上げる。

この力を持っている学生は、環境が変わっても崩れませんでした。



教科書へ戻れる学生

もう一つ、コロナ禍で差が出たものがあります。

それが、「教科書へ戻れるか」です。

授業が減り、情報が断片化する中で、

最終的に強かった学生は、

“教科書を軸にしていた学生”

でした。

つまり、

「なぜそうなるのか」

へ戻れる学生です。

この傾向は、現在の国家試験にもそのまま続いています。



コロナ禍が“現在”を作った

今振り返ると、コロナ禍は単なる一時的混乱ではありませんでした。

教育構造そのものを変えました。

・自習重視
・オンライン化
・自主性
・個人差拡大

これらが、一気に進みました。

そしてその結果として、

「自分で積み上げられる学生」

と、

「環境依存型の学生」

の差が、より大きくなったのです。



2026年度へ向けて必要なこと

だからこそ、今後さらに重要になるものがあります。

それは、

“自分で学べる力”

です。

誰かに言われたからやる。
試験前だけ頑張る。

これでは、現在の国家試験には届きません。

必要なのは、

・毎日戻る
・理解する
・積み上げる
・継続する

という“土台型学習”です。



最後に

2020年8月。

あの時、多くの人が不安を抱えていました。

しかし同時に、あの時代は、

「これからの歯科学生に何が必要か」

を強く浮き彫りにした時代でもありました。

現在の国家試験難化。
卒業判定厳格化。
既卒生問題。

これらは突然始まったわけではありません。

すべて、“あの頃”から続いています。

だからこそ今必要なのは、

「コロナ前へ戻ること」

ではありません。

“これからの時代に合った学び方”

へ変わることです。



面談のご案内

当塾では、コロナ禍以降に大きく変化した学習構造を踏まえ、現役生・既卒生それぞれに対して「積み上げ型学習」の再構築を行っています。

何が止まっているのか。
どこで積み上げが崩れたのか。
どう立て直すべきか。

これらを具体的に整理し、卒業・国家試験合格までを見据えた学習設計をご提案しています。

諦める前に、ぜひ塾長面談をお待ちしています。

 

 

 

歯科医師国家試験、歯科国試合格、歯科大学卒業・進級・留年、卒国試過去問、オンライン、CBT、歯科国試直前講習等をテーマに今後もコラム・よくある質問を公開させて頂く予定です。

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