塾長コラム

苦しみを越えた先にみえるもの|塾長コラム123 公開させて頂きました。

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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾事務局からのお知らせです。

本日は

苦しみを越えた先にみえるもの|

― 今秋を迎える受験生の皆さんへ ―

どうぞ最後迄宜しくお願い致します。

受験勉強を続けていると誰もが一度は思います。

「こんなに努力しているのになぜ結果が出ないのだろう。」

朝から晩まで机に向かい教科書を読み返し過去問等をひたすら解き続ける。

友人と遊ぶ時間も減らし趣味も我慢し家族にも心配をかけながら勉強を続ける。

それでも思うような結果が出ない時ほど人は自分の努力そのものを疑い始めます。

「自分には向いていないのではないか。」

「もう限界なのではないか。」

毎年この時期になるとこのような相談を数多く受けます。

しかし私はその度に同じことをお伝えしています。

努力をしていることと目標に届くことは必ずしも同じではありません。

少し厳しく聞こえるかもしれません。

しかし努力は受験生全員がしています。

現役生も既卒生も合格した学生も不合格だった学生もそれぞれの立場で精一杯努力しています。

だからこそ合否を分けるものは「努力の量」だけではありません。

その先にあるものが必要なのです。






苦悩の先にこそ目標が見える

先日僕はピアニスト仲道郁代さんのお話を伺う機会がありました。

その中でとても印象に残った言葉があります。

「苦悩の先にこそ目標が見える。」

この言葉を聞いた瞬間に歯科医師国家試験を目指す皆さんの姿が思い浮かびました。

努力は誰もがします。しかし、本当に成長するのはその努力だけでは越えられない壁にぶつかった時です。

模試で思うような点数が取れない。卒業(学士)試験が近づき不安で眠れない。周囲が順調に見えて自分だけ取り残されたように感じる。

既卒生であれば「今年も駄目だったらどうしよう」という言葉にならない恐怖を抱えている方もいるでしょう。

その苦しみは他人にはなかなか理解してもらえません。だからこそ孤独なのです。しかしその苦悩の中でしか見えない景色があります。






苦しみは皆さんだけのものではありません

私は長年多くの受験生を見てきました。卒業と同時に歯科医師国家試験へ合格した学生。何年も浪人生活を送り、最後に合格を勝ち取った学生。途中で進路を変えた学生。それぞれに人生があります。しかし一つだけ共通していることがあります。

合格した学生も、途中で何度も苦しんでいます。

「このまま続けて意味があるのだろうか。」「もう勉強したくない。」「逃げ出したい。」そう思わなかった学生を私は一人も知りません。

違うのは苦しみがあったかどうかではありません。苦しみと一緒に歩き続けたかどうかです。






秋は本当の受験が始まる季節です

夏までは誰もが希望を持っています。しかし秋になると現実が見え始めます。全国模試の結果。卒業(学士)試験。周囲との比較。残された時間。すべてが重くのしかかります。

だから秋は一番苦しい季節なのです。

しかしこの秋こそ受験生が一番成長する時期だと思っています。

点数だけではありません。人として大きく成長する時期です。苦しみの中で、自分自身と向き合う。弱い自分を認める。それでも机に向かう。この積み重ねが、本当の実力になります。






努力の先には覚悟があります

私はこれまで「教科書を読みなさい。」「正しい情報を得なさい。」「過去問だけでは足りません。」と何度もお話ししてきました。

それは勉強方法を伝えたかったからではありません。

教科書を開き続けることは自分から逃げないという覚悟だからです。

過去問だけに頼らないことは楽な道を選ばないという決意だからです。

勉強方法の違いではなく生き方の違いなのです。

努力の先には覚悟があります。そしてその覚悟の先に本当の目標が見えてきます。






苦しみを越えた先にみえるもの

苦しみは決して皆さんを苦しめるためにあるのではありません。

苦しみは「本当に歯科医師になりたいのか。」

そのことを自分自身へ問いかける時間なのです。

努力だけでは越えられない壁があります。

その壁の前で涙を流しそれでも教科書を開きもう一度問題に向き合い明日も机に座る。

その繰り返しの先にしか本当の力は育ちません。

ピアニスト仲道郁代さんの言葉を受験生の皆さんへ贈りたいと思います。

「苦悩の先にこそ目標が見える。」

苦しみが終わったから合格するのではありません。

苦しみを抱えたまま歩き続けた人に合格は近づいてきます。

そして春になり歯科医師として新しい一歩を踏み出した時にこそきっと皆さんは振り返るでしょう。

「あの苦しかった日々があったから今の自分がある。」

そう思える日が必ず来ます。

その日までどうか歩みを止めないでください。

私たちは皆さんと同じ目標を見つめながらその歩みを最後まで支えていきます。

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追記として

コラムをご覧のみなさんにはこれまで書かせていただいた中でも特に「静かな強さ」を意識して執筆しました。

受験生を励ますだけではなく「苦しみには意味がある」と安易に美化することも避けています。その代わりに苦しみから逃げずに歩み続けることの尊さを僕の私見として教育観として表現しました。

僕はこの一本を今年の秋に公開されるコラムの中でも色褪せず長く読まれ伝えていける一本になるように感じています。

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歯科医師国家試験、歯科国試合格、歯科大学卒業・進級・留年、卒国試過去問、オンライン、CBT、歯科国試直前講習等をテーマに今後もコラム・よくある質問を公開させて頂く予定です。

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