塾長コラム
・塾長コラム2 第97回歯科医師国家試験合格発表
北海道大学歯学部 東北大学歯学部 長崎大学歯学部 鹿児島大学歯学部 九州大学歯学部 徳島大学歯学部 岡山大学歯学部
東京医科歯科大学歯学部 新潟大学歯学部 大阪大学歯学部 広島大学歯学部 公立大学法人九州歯科大学 北海道医療大学歯学部
岩手医科大学歯学部 奥羽大学歯学部 日本歯科大学新潟生命歯学部 日本大学松戸歯学部 松本歯科大学歯学部 福岡歯科大学歯学部
神奈川歯科大学歯学部 明海大学歯学部 鶴見大学歯学部 愛知学院大学歯学部 朝日大学歯学部 大阪歯科大学樟葉キャンパス
大阪歯科大学天満橋キャンパス 日本大学歯学部 日本歯科大学生命歯学部 昭和大学歯学部 東京歯科大学歯学部
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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾事務局からのお知らせです。
表2
大学別歯科医師国家試験合格者状況
どの様な感想を持たれましたか。(青色には塾長がしました。)
私は幾つか感じる事が有りました。これは、塾長の私見、推測としてお聞き下さい。
[第1]
コラムその1にも書きましたが、完全に合格者数を人数制にしている事、
各科目(除必修)60点獲得では不合格に成る事です。
表1で過去9年間(本年度を含む)において、全体の合格率が85%を下回ると、
既卒の合格率が50%を下回ると言う、とてもはっきりとした結果に成っています。
本年度に至っては21%です。もう大きな回復はないでしょう。
このページを見て頂いている現役生(5年生も含む)、1浪、多浪の方、また、ご父兄の方々、国試の現状と来年の予測を是非、この2表からお考え戴きたいのです。
皆さんには本当に厳しい事を申し上げますが、どうか正面から私と向き合って下さい。特に、多浪の方は今から腹を括って下さい。
近年、政府(特に厚生労働省)は、2030年頃(平成40年頃)における歯科医師の需給関係を視野に入れて、大学の入学定員と国試合格者数の選定に入っています。加えて、歯科医師定年制の導入も検討している模様です。
恐らく60歳が目処と成るでしょう。
一般企業の定年が50~55歳である現状を勘案すれば、至極自明の事と思います。
しかし此処では、入学定員については論評を避けます。
さて、国試合格者数は、人数制=合格率を下げる=既卒者の合格数を絞り込む。 この図式を作っている様に思えます。
こう言う理由から、現役、1浪の方は何が何でも本年度の合格を目指して下さい。
来年度は無い。何時もこう考えて下さい。
夏以後から等とは決して考えず、今から勉強を進めて下さい。秋には点数に結びつきますから。
平成18年度(第99回)から365問、必修50問に成ります。選択肢が6肢の問題も導入されます。 禁忌肢が増えると言う事でしょう。ですが、1問以下に変更は無いと思います。 以上の事から、私はもう一度言います。今から始めて下さい。
弘中塾はそういう貴方を応援します。
[第2]
多浪(2浪以上)の方は今、自分の進路について、もう一度ご家族と考えて真剣に話し合って下さい。
「後で」、「もう一年」、「何とか成る」等は捨てて下さい。
既卒の合格率、特に多浪の合格率が下がっています。 余程、思い切って勉強方針を変えないと来年は有りません。
この7~8年、方向転換する学生が増えているそうです。 私は、全く恥ずかしい事では無く、下を向く様な事でも無いと考えます。 今の時代がそれを受け入れてくれる様に成りました。 この事も含めて熟慮して下さい。 もし、勉強方針を本当に変換出来るならば御連絡下さい。 塾長が貴方とご父兄に直接お会い致します。
皆さんのご意見をお問い合わせフォームよりお聞かせ下さい。 必ずお返事をします。
歯科医師国家試験、歯科国試合格、歯科大学卒業・進級・留年、卒国試過去問、オンライン、CBT、歯科国試直前講習等をテーマに今後もコラム・よくある質問を公開させて頂く予定です。
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政策委員長談話「需給問題が歯科医師の質低下に」/機関紙2017年6月1日号(№567)2面掲載 (https://www.tokyo-sk.com/featured/10655/)
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各歯科大学生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾事務局からのお知らせです。
各歯科大学現役生と既卒生のみなさん、こんにちは、弘中塾の弘中崇です。
初めに下の3表をご覧下さい。
表1
歯科医師国家試験合格者数等の推移
施行年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率[%] | ||
全体 | 新卒者 | 既卒者 | |||
第89回(平成8年) | 3176 | 2857 | 90.0 | 93.5 | 64.2 |
第90回(平成9年) | 3083 | 2710 | 87.9 | 91.9 | 56.6 |
第91回(平成10年) | 3017 | 2655 | 88.0 | 91.8 | 59.6 |
第92回(平成11年) | 3056 | 2554 | 83.6 | 88.6 | 47.6 |
第93回(平成12年) | 3014 | 2102 | 69.7 | 76.5 | 37.3 |
第94回(平成13年) | 3446 | 3125 | 90.7 | 95.1 | 78.6 |
第95回(平成14年) | 2956 | 2462 | 83.3 | 88.6 | 40.7 |
第96回(平成15年) | 3208 | 2932 | 91.4 | 96.3 | 66.6 |
第97回(平成16年) | 2960 | 2197 | 74.2 | 80.2 | 21.0 |
(1~97回) | 131235 | 115602 | 88.1 |
第97回 一般 128/200 (64%)、臨床 154.4/250 (61.76%) 、必修 20/24 (83.3%)、禁忌 1問以下。
表2
大学別歯科医師国家試験合格者状況
学校番号 | 学校名 | 第95回 | 第96回 | 第97回 | ||||||
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | ||
国公立 | ||||||||||
1 | 北海道大学歯学部 | 61 | 55 | 90.2 | 66 | 63 | 95.5 | 67 | 61 | 78.4 |
2 | 東北大学歯学部 | 56 | 54 | 96.4 | 66 | 64 | 97.0 | 60 | 54 | 90.0 |
3 | 東京医科歯科大学 | 70 | 66 | 94.3 | 70 | 68 | 97.1 | 81 | 76 | 93.8 |
4 | 新潟大学歯学部 | 62 | 57 | 91.9 | 67 | 65 | 97.0 | 56 | 50 | 89.3 |
5 | 大阪大学歯学部 | 74 | 70 | 94.6 | 70 | 70 | 100 | 67 | 55 | 82.1 |
6 | 岡山大学歯学部 | 53 | 49 | 92.5 | 76 | 72 | 94.7 | 52 | 47 | 90.4 |
7 | 広島大学歯学部 | 54 | 51 | 94.4 | 62 | 61 | 98.4 | 54 | 49 | 90.7 |
8 | 徳島大学歯学部 | 68 | 60 | 88.2 | 62 | 58 | 93.5 | 58 | 51 | 87.9 |
9 | 九州大学歯学部 | 60 | 54 | 90.0 | 71 | 69 | 97.2 | 68 | 62 | 91.2 |
10 | 長崎大学歯学部 | 58 | 56 | 96.6 | 55 | 52 | 94.5 | 64 | 52 | 81.3 |
11 | 鹿児島大学歯学部 | 58 | 48 | 82.8 | 73 | 69 | 94.5 | 48 | 33 | 68.8 |
21 | 九州歯科大学 | 94 | 86 | 91.5 | 103 | 99 | 96.1 | 92 | 76 | 82.6 |
小計 | 768 | 706 | 91.9 | 841 | 810 | 96.3 | 767 | 666 | 86.8 | |
私立 | ||||||||||
31 | 北海道医療大学 | 105 | 94 | 89.5 | 85 | 78 | 91.8 | 97 | 76 | 78.4 |
32 | 岩手医科大学歯学部 | 109 | 84 | 77.1 | 98 | 79 | 79.8 | 85 | 49 | 57.6 |
33 | 奥羽大学歯学部 | 123 | 81 | 65.9 | 132 | 118 | 89.4 | 122 | 80 | 65.6 |
34 | 明海大学歯学部 | 122 | 92 | 75.4 | 156 | 148 | 94.9 | 122 | 96 | 78.7 |
35 | 日本大学松戸歯学部 | 133 | 115 | 86.5 | 152 | 143 | 94.1 | 141 | 117 | 83.0 |
36 | 東京歯科大学 | 137 | 128 | 93.4 | 124 | 122 | 98.4 | 136 | 121 | 89.0 |
37 | 日本歯科大学 | 116 | 93 | 80.2 | 173 | 165 | 95.4 | 142 | 95 | 66.9 |
38 | 日本大学歯学部 | 136 | 122 | 89.7 | 142 | 133 | 93.7 | 140 | 112 | 80.0 |
39 | 昭和大学歯学部 | 109 | 88 | 80.7 | 128 | 114 | 89.1 | 116 | 97 | 83.6 |
40 | 鶴見大学歯学部 | 150 | 115 | 76.7 | 172 | 140 | 81.4 | 157 | 88 | 56.1 |
41 | 神奈川歯科大学 | 126 | 100 | 79.4 | 147 | 125 | 85.0 | 141 | 79 | 56.0 |
42 | 日本歯科大学新潟歯学部 | 123 | 95 | 77.2 | 104 | 91 | 87.5 | 110 | 61 | 55.5 |
43 | 松本歯科大学 | 160 | 107 | 66.9 | 163 | 122 | 74.8 | 147 | 59 | 40.1 |
44 | 愛知学院大学歯学部 | 134 | 122 | 91.0 | 147 | 140 | 95.2 | 139 | 121 | 87.1 |
45 | 朝日大学歯学部 | 140 | 117 | 83.6 | 148 | 135 | 91.2 | 142 | 103 | 72.5 |
46 | 大阪歯科大学 | 153 | 107 | 69.9 | 177 | 154 | 87.0 | 143 | 81 | 56.6 |
47 | 福岡歯科大学 | 108 | 94 | 87.0 | 115 | 113 | 98.3 | 108 | 94 | 87.0 |
私立小計 | 2184 | 1754 | 80.3 | 2364 | 2120 | 89.8 | 2188 | 1529 | 69.9 | |
その他小計 | 4 | 2 | 50.0 | 3 | 2 | 66.7 | 5 | 2 | 40.0 | |
総合計 | 2956 | 2462 | 83.3 | 3208 | 2932 | 91.4 | 2960 | 2197 | 74.2 |
表3
歯科医師国家試験 合格率ランキング(過去3年度分)
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どの様な感想を持たれましたか。(青色には塾長がしました。)
私は幾つか感じる事が有りました。これは、塾長の私見、推測としてお聞き下さい。
[第1]
コラムその1にも書きましたが、完全に合格者数を人数制にしている事、
各科目(除必修)60点獲得では不合格に成る事です。
表1で過去9年間(本年度を含む)において、全体の合格率が85%を下回ると、
既卒の合格率が50%を下回ると言う、とてもはっきりとした結果に成っています。
本年度に至っては21%です。もう大きな回復はないでしょう。
このページを見て頂いている現役生(5年生も含む)、1浪、多浪の方、また、ご父兄の方々、国試の現状と来年の予測を是非、この2表からお考え戴きたいのです。
皆さんには本当に厳しい事を申し上げますが、どうか正面から私と向き合って下さい。特に、多浪の方は今から腹を括って下さい。
近年、政府(特に厚生労働省)は、2030年頃(平成40年頃)における歯科医師の需給関係を視野に入れて、大学の入学定員と国試合格者数の選定に入っています。加えて、歯科医師定年制の導入も検討している模様です。
恐らく60歳が目処と成るでしょう。
一般企業の定年が50~55歳である現状を勘案すれば、至極自明の事と思います。
しかし此処では、入学定員については論評を避けます。
さて、国試合格者数は、人数制=合格率を下げる=既卒者の合格数を絞り込む。 この図式を作っている様に思えます。
こう言う理由から、現役、1浪の方は何が何でも本年度の合格を目指して下さい。
来年度は無い。何時もこう考えて下さい。
夏以後から等とは決して考えず、今から勉強を進めて下さい。秋には点数に結びつきますから。
平成18年度(第99回)から365問、必修50問に成ります。選択肢が6肢の問題も導入されます。 禁忌肢が増えると言う事でしょう。ですが、1問以下に変更は無いと思います。 以上の事から、私はもう一度言います。今から始めて下さい。
弘中塾はそういう貴方を応援します。
[第2]
多浪(2浪以上)の方は今、自分の進路について、もう一度ご家族と考えて真剣に話し合って下さい。
「後で」、「もう一年」、「何とか成る」等は捨てて下さい。
既卒の合格率、特に多浪の合格率が下がっています。 余程、思い切って勉強方針を変えないと来年は有りません。
この7~8年、方向転換する学生が増えているそうです。 私は、全く恥ずかしい事では無く、下を向く様な事でも無いと考えます。 今の時代がそれを受け入れてくれる様に成りました。 この事も含めて熟慮して下さい。 もし、勉強方針を本当に変換出来るならば御連絡下さい。 塾長が貴方とご父兄に直接お会い致します。
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政策委員長談話「需給問題が歯科医師の質低下に」/機関紙2017年6月1日号(№567)2面掲載 (https://www.tokyo-sk.com/featured/10655/)