その6 ('04/09/22 作成)

「歯科国試合格率についての一考察」

 皆さん、お元気ですか。塾長の弘中崇です。
外は日に日に秋を感じ、北海道は紅葉の季節と聞きました。
弘中塾も9月から後期に入り、少しづつ国試の背中が見えてきた思いが致します。

 さて、8月にありましたオリンピックの体操は大変な快挙でした。見ている私も大変嬉しくなりました。
日本の体操は28年ぶりの金メダル獲得と報道されていますが、何故、之程迄に低迷していたのでしょうか。
巷間、「大技ばかりを狙った練習を積み重ね、基礎練習を疎かにした為に、長きに渡りこの様な事と成った。」と言われています。
 確かにそうかもしれませんが、概ね日本人は、中々大きく途中で方針転換をするのが苦手と思います。
その時点はその選択が最善と判断されたのですから、今に成って古い過去を蒸し返したり、
今迄こうだったからといって、私は過去に遡って責任を追及する事は無意味と考えます。

 それは、ある特定の人物を非難、誹謗し、双方、責任の投げ合いと成るからです。
之では次の事を進め様とする以前に内輪揉めに終始してしまいます。
「一体今迄の時間は何だったのか。」とやる気さえなくなってしまうのではないでしょうか。決して、こうなってはいけません。
 しかし、駄目だった原因はとことん調べ、明日へのステップに繋げなくては成りませんし、過去の失敗も忘れてはなりません。
理由は、この手続きを踏まえませんと同じ事を繰り返してしまうからです。この事は既に触れました。

 国試についても同じ事が言えるのではないでしょうか。
「時間が無いので基礎迄まわらない。」、「臨実で挽回する。」、「写真の配点で何とかなる。」等は、
まさしく体操の過去と同じ状況と感じます。そうでは無く、是非とも、苦手な項目から着手して下さい。
少ないチャンス(オリンピック、受験、国家試験等)を手中に収める為には、絶対に一発逆転を狙ったり、大技に偏ったり、
焦って落ち着きが無くなる様な事の無い様に日々進めなくてはいけません。

皆さん、呉々も基礎を後回しにしたり、軽んずる事等が無い様にして欲しいと切に望みます。

 処で、「来年の国試合格率は元(=90%位)に戻るのでは無いでしょうか。」とのお問合せを沢山頂きます。
既コラムでも触れましたが今回改めて、弘中塾の意見を述べたいと思います。
 元に戻るか否かは、ただ一つの着目ポイントがあると想定しています。
それは「相対評価導入の撤廃」をするかどうかです。
撤廃すれば絶対評価に戻るのですから、来年の合格率は過去の様に回復するでしょう。
撤廃の発表は厚生労働省がすると思います。厚生労働省HP等を注視していれば判る事です。

 正直な処、私自身、合格率の話ばかりで少し疲れています。
来年の合格率を予想しても際限が無い(=確証が無い。)と思うのですが、皆さんは如何でしょうか。
確かに大切な事では有りますが、そろそろ勉強に本腰を入れて下さい。本当に御願いします。

【参考資料】フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』⇒歯科医師過剰問題


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