塾 長 コ ラ ム 集


第107回歯科医師国家試験結果を踏まえて。


 その29 2014/03/20 作成


出願者数()

受験者数(人)

合格者数

合格率(%)

新卒

2656

2241     (出願者数に対して413人減)

1642

73.3

既卒

988

959
(同
29人減

383

39.9

全体

3644

3200
(同444人減)

2025

63.3





(総評)

1.例年通り、出願時期迄(11月頃)に第一回目卒業試験を実施する大学が多いが、その前段階で、400人前後を留年させているだろう。
  その上で、
413人を、新たに留年させている。(推定値)

2.既卒人数が、毎年、1300人位居る模様だが、988人なので、300人前後が、受験断念をしたと、推測出来る。

3.107回からの合格者数削減は、150人〜200人前後と、思われたが、400人弱の削減と成った。

4.不適切問題数が、17問と、多かったにも拘わらず、3.を行ってきたので、もし、仮に、それが数問だった場合は、
  500人削減は、あっただろう。
  そうすると、今年度の合格者数は、
1900人前後だったと、推測される。

5.106回から特に、問題文が、如何に、教科書の文章を読み込んでいるかを判断する傾向に成った。
  従って、新刊等を含めて、通読以外に、合格の手立ては無くなった。


最後に。

この数年、合格者数は、2400人で固定されていたが、今年度、400人の削減を打ち出した事は、強い驚きと、
 一年でも早く、厚労省の方針として、合格者数1200人に向かわせたいとの意向が、感じ取れる。
 恐らく、将来、不適切問題数が、どの様に成っても、合格者数を削減させるだろうし、今迄、遅々として進めれなかった、この問題に、
 必ず、決着をつけるだろう。
 そうすると、来年度も最低、400人削減と、考えなくてはいけない。
 ひょっとしたら、それ以上の削減が、あると、覚悟を決めなくてはいけないだろう。
 その場合、上記の表に、どの様な数値が入るのか、今一度、考えて欲しい。

再度、一昨年からの、新聞、週刊誌、NHK等の報道を確認してみると、どれも、話の行き着く先は、歯科医師数過剰では無くて、
 私立歯科大学に対して、厳しい問いかけをしている事に尽きる。正に、この一語である。
 
 総評2にもある様に、受験断念とは、一体何か?確かに、過去の勉強が不十分であっただろうけれど、果たして、その一言で、片付けて良いものだろうか?
 勉強の組み立てから、進め方、時期の計画等、受験生の先頭を走る者としての責任が、益々必要に成ってくるのでは無いか?
 
 兎角、合格者数や合格率にばかり着目しがちであるのは、当事者の気持ちとして、十分頷ける事ではあるが、
 そもそも、私立歯科大学とは、一体何か?大変厳しい財政状況の中、この内容で、毎年、国税に支えられている組織は、他に、無い。
 私も、私立出身の一人として、日々、厳しく受け止めなくてはいけないと、肝に銘じている。

 以上。

                                                                                        弘中塾 塾長 弘中 崇


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