その16 ('07/11/01 作成)

『第101回歯科医師国家試験の分析と今後の予測について。』

こんにちは。弘中塾の弘中崇です。

皆さん、お変わりないですか。
早いもので、国家試験迄、100日と成りました。(11月1日付け)

毎年、当塾では、夏までに骨格を作らなくては間に合わないとお話してきましたが、仕上がり具合はどうですか。

第100回の結果が1〜2問違いで駄目だったので、9月頃まで勉強はしなくても良いのではと、
話している人を大変多く見かけますが、9月頃に、国家試験を受けた2月頃の実力が残っていますか。
今一度、冷静に考えて下さい。



厚生労働省は、既に歯科医師国家試験の合格基準を上げると明言しています。
未だに、合格率を言っている人がいますが、国家試験は、率ではなく、数に移行した事に気付いて下さい。


完全に、人数制であり、成績順に一列に並べて、上から何人目迄を合格にすると考えています。
大学受験と同じで、最早、歯科医師国家試験は資格試験ではなく、選抜試験に成りました。
絶対に忘れないで下さい。


毎年、不合格に成った人の原因は、基礎科目にある事は、既にお話した通りです。
基礎科目は、範囲が広く、しかも、一教科当りの出題数が少ない為、中々攻める事が容易ではありません。

しかし、何としても基礎科目を攻略しなくてはいけません。

特に、国試浪人の人は、今年度が最後と思って下さい。その理由を以下に書きます。

第101回の歯科医師国家試験合格者数を昨年度からの推移をみて、仮に2000人とします。

毎年、2700人の現役生がいます。勿論、留年生(全体で400〜500人前後と、僕はみています。)は含みません。
従って、実数は3100〜3200人程度でしょう。
それに、第100回国家試験不合格者と成った人(3200−2375=825人)を加えて、3925〜4025人と成ります。
更に、第100回国家試験を受験していない国試浪人は数百人いると推定すると、総受験者数は理論値で、
4200〜4400人と考えます。

実際は、今年度の現役生は、昨年度より卒業判定が厳しく成るので、昨年度と同じ様に留年生が出ると考えます。
そうなると、現役生は留年生も含めて、2500〜2700人位が卒業して、国家試験受験でしょうか。
国試浪人との合算で、3500〜3700人が受験生総数と思います。
ひょっとすると、数百人が前後するかもしれません。

そこで、国公立の現役生は毎年、800人程ですから、その10%が不合格とすると、ざっと、国公立現役の700人位が
国家試験に合格するでしょう。
2000ー700=1300人の合格枠を、国試浪人が私立の現役生(2500〜2700−800=1700〜1900人)と
戦う事に成ります。
今年度卒業する私立現役生は、特に厳しい判定を通過出来た人ばかりでしょうから、相当、実力は着けています。

従って、国試浪人に来年度はありません。これは、はっきり言います。
実質、1300個の椅子を、私立現役生1700〜1900人と国試浪人1000人が競い合う形です。
是だけを見ると略、合格率は1300/2700〜2900=48〜47%です。

もし、2000人位の合格者数を数年間維持したら、国家試験合格率の私立下位5〜6校が、大学志願者を確保出来ず、
廃校若しくは、廃部となるでしょう。

授業料を払う保護者として、合格率の低い大学に敢て入学させる考えは皆無ですから、
数年後には、歯科大学の風景が一変します。

厚生労働省は、人口減少と連動して、歯科医師数も考えたいと、そう言っているのではないでしょうか。


最後に、国試浪人の方、この4月から始めて、今迄の仕上がり具合はどうですか。
秋頃から始めている人は別にして、絶対に基礎科目を着実にして下さい。


そうすれば、必ず見えてきます。

皆様の意見、考えなどを是非、塾までお聞かせ頂ければ幸いです。
(toiawase@h-kobetsu.com)

お待ちしております。

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